新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ハノイ、ハロン湾へ①

2017年03月12日 | ’17年ハノイ、ハロン湾

興味がありながらも暑さを想像するだけで、私の旅行の候補リストに載らなかった東南アジア。それが思いがけなく妹から誘いがありました。台湾の高雄くらいの緯度と4日間という短さに心を動かされすぐにOKしました。
ハロン湾クルージングは世界遺産のテレビ番組でもたびたび目にしており、そのまさかのハロン湾に行けるとは・・・。

福岡空港からベトナム航空で5時間、ハノイのノイバイ国際空港に降り立ちました。ここから東へ170キロのハロン市へひた走ります。高速道路の料金所で世界遺産の大きなエンブレムマークが歓迎してくれました。



途中、お土産屋さんへ。ベトナムコーヒーのさっぱりした味と蓮の実の砂糖煮で一息つき、また埃っぽい国道をひた走ります。
長時間のバス移動中は、ガイドさんの「講義」のような詳しい説明を聞きながら大まかなベトナムを理解しました。車窓からのエキゾチックな風景と、そこから垣間見る暮しのイメージへと退屈する暇はありません。だから私は、長いバス移動中も「旅のうち」と興味はつきません。
ベトナム戦争終結後は社会主義体制ヘ、それが行き詰まって市場経済導入へ。その後の30年間の発展には目覚ましいものがあるようですが、まだまだ日本の戦後のような素朴で猥雑な光景が見られます。それがどこか懐かしくて私は嫌いではありません。
ここは良質の石炭が取れるらしく石炭による発電が主流で、国道沿いの木々の葉はその粉塵でグレーにおおわれていました。野良仕事の女性やバイクに乗る人は一様にマスクをつけていました。

夕食はバイチャイ市街の中心部、ミスリンホテルのレストランでとりました。エビ、カニ、魚、野菜のベトナム海鮮料理は日本人の舌に馴染み、薄味で油っぽくなく、食べた後も胃にもたれることはありませんでした。冷たく冷えたハノイビールとピッタリでした。
67年間のフランスの植民地時代を経ていますが、食はしっかりと伝統が守られていました。

まだ明るいうちに目的のサイゴンハロンホテルに到着。なかなか立派です。

 

 
今回の旅は妹からの誘いで、初めての姉妹海外旅行を楽しみにしていました。お互いに気遣うこともなく、広々の部屋で2泊とはラッキーです。
9階の部屋のバルコニーから見下ろせば、ヤシの繁った庭はやはり南国らしくゆったりと流れる時間を感じました。ハロン湾は冬を過ぎて春に向かう時期ですっきりした青空とはいかないようでした。

海外でのスマホは気づかないうちに高額になることもあるので、モバイルネットワークを「0FF」にして旅行中ぐらいはスマホから離れて旅を楽しみ、緊急連絡だけをSMSを使ったら…と、息子からアドバイスを受けていました。
ホテルはWi-FiがOKでしたが、モバイルをONにしてと表示されたために、やっぱりその勇気が出ませんでした。腫れものには触らずにおこう…。
以前のiモード携帯、つまりガラケーは自動的に現地に対応するようになっており、電話もメールも国内と同じ操作でOKだし、使用した分だけ払えばいいので使いやすかったと思います。
海外旅行のためにもスマホにしたのに使いこなせなくてァァァァ(´゚Д゚`;)

温度:20℃ぐらい、小雨のち午後曇り 
服装:薄手の単衣のコート、アクリル薄手のニットプルオーバー、半袖下着シャツ、パンツ


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