新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

アンドレイ・ボレイコ指揮&ワルシャワ・フィル、そしてブルース・リウ

2024年02月05日 | 音楽
福岡までは無理かな・・・と思っていたコンサートが実現しました!

'19年に一度聴いていおり(ワルシャワ・フィル&アンドレイ・ボレイコ&反田恭平)、次に聴くチャンスはもうないと思っていたワルシャワ・フィル&アンドレイ・ボレイコ指揮。しかもピアノは先のショパンコンクール優勝者ブルース・リウです。三者はコンクール以来の旧知の仲、信頼感と親密さが感じられました。

少し前、アクロスからプログラム変更のメールが届いていました。ショパン:〈ポーランド民謡による大幻想曲〉→ルトスワフスキ-:〈小組曲〉
リウさんのピアノを少しでも長く聴きたい人には残念でしょうが、〈小組曲〉は日本では演奏回数が少ないらしく私は歓迎でした。

リウさんのピアノコンチェルトも「第1」でなく「第2」。「第1」はショパコン以来多くの人が演奏していたので、「第2」が新鮮でした。前半はオールポーランドでした。

前半のアンコールが素晴らしかった!先ず「これぞリウさんだ!」と超絶技巧の〈子犬のワルツ〉。
そしてショパン(サラサーテ編):〈ノクターン第2〉。
ピアノとコンマスのバイオリンのデュオが素晴らしく、聴衆を魅了しました。天に飛翔するようなヴァイオリンのソロ部分で、突然リウさんがピアノから体を90度回転させて足を組みました。向きを変えて自分もひとりの聴衆として聴く、ソリストに敬意を払ってというところでしょう。意表ついた動作が自然にかっこ良くできるところに人間性の広がりが垣間見られました。足を組んだポーズに、フランス生まれのエスプリかな・・・とは私の感想。
ヴァイオリンが入ると、ピアノだけのノクターンより深く情緒的になり違う世界になりました。ヴァイオリンってすごい!

後半はベートーヴェン:交響曲第7。
各楽章のモチーフが分かりやすく、各楽器がパートごとに活躍して、モチーフを繰り返しながら重厚な世界に。やっぱりベートーヴェンはいいなぁ、これぞ交響楽!

ピアノやヴァイオリンのソロリサイタルもいいけど、やっぱりオーケストラは特別です。できる限り聴きたいのですが、帰宅が10時を過ぎるのが不安なところです。



コメント