新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

映画「ショーシャンクの空に」を再び

2020年11月05日 | 映画

(写真はネットからお借りしました)
25年前に見た感動の映画が、今度はリビングのBSシネマで再び見ることができました。BSシネマは字幕スーパーなので、映画館で見るのと同じ感覚です。
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時は1947年。銀行の副頭取、若きアンディは愛していた妻と彼女の不倫相手を惨殺した疑いで逮捕され、無実の証明ができないまま終身刑でショーシャンクの刑務所に収監されます。
刑務所内は服役囚への暴力、囚人同士の暴行が日常茶飯事。所員も罪を犯したものたちへの暴力·虐待が当然視されていました。
そんな中でやはり終身刑を受けたレッドと信頼関係を結んで行きます。レッドは、仮釈放の見込みがたたずむしろ希望を失っていました。しかし日用品をうまく調達してくる「調達屋」の技を持っていました。アンディが頼んだ何気ないポスターや写真の調達は伏線で、これが後に大きな転機をもたらすのです。

絶対的な権力を持つノートン所長は、服役者を刑務所外で労働させるうちに、収賄で表面にでない金を得てアンディに管理させます。アンディは銀行マンの知識を駆使して、架空の人物を作り出して多額の不正蓄財を見事に隠し、ノートン所長からも一目置かれます。

アンディは図書室の整備や若者が高卒の資格を取るのを成功させました。信仰も品行も優秀なアンディの再審請求もノートン所長によって阻止。アンディはノートン所長の不正をあまりにも知り過ぎていて、釈放すれば自分に身の危険が及びます。逆に2ヶ月間も過酷な懲罰房に入れてアンディの気力を削ぎ服従させました。その後はまたノートンの会計係を淡々とこなします。

しかしアンディは入所して間もなく、小さな石細工を彫るためにと手のひらに乗るほどの小さなハンマーをレッドから手に入れていました。その頃からコツコツと壁をくりぬいていてのです。数十年もかけて。
アンディに調達して貰った人気女優のポスターが何枚か世代交代するほど時は過ぎていきました。そのポスターの後ろにはようやく完成した脱出口が隠されていたのです。
ある嵐の晩ついに、掘り抜いた小さな壁の穴をくぐり抜け、泥々した下水を通ってショーシャンクの塀の外に出ることができました。その壁穴はレッドすら気づいていませんでした。

自由になったアンディは、刑務所で自らが手を貸したノートンの裏金預金の銀行口座から大金を引き出し、悠々とメキシコに逃亡しました。

アンディは刑務所を脱出する前にレッドに、「もしきみが釈放されたら行って欲しい場所がある」と言い残していました。
収監30年後にやっと仮釈放されたレッドは、社会復帰してもやはり住みにくさに希望を失っていましたが、ふとアンディとの約束を思い出してその約束の場所に行きます。
そこにはアンディの逃亡先のメキシコの場所とお金が封筒に入れて埋められていました。長い長い年月をかけた、最後まで希望を失わなかったアンディの気の遠くなるような緻密な計画でした。

ラストは、美しい浜辺で古船を修理していたアンディとレッドが再会を果たす感動の場面で締め括られます。

「ショーシャンクの空に」も「グリーンマイル」も「スタンド・バイ・ミー」もスティーブン・キングの小説からの映画です。どれも深く心に残っています。
「ショーシャンク・・・」のレッド役のモーガン・フリーマン、「グリーンマイル」のトム・ハンクスの演技が素晴らしいです。

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