新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ミュンヘン&チューリッヒの旅4日目

2012年11月16日 | ’12 ミュンヘン・チューリッヒの旅

朝食のメニューが楽しみでゆっくり食事をとり、スタートもゆっくり。個人旅行ならではのペースで、もうツアーにはついていけない気がします。

カールスプラッツからトラムで5キロ、20分も行けば、今日の目的地ニンフェンブルグ城です。中央駅の北側を通るトラムの車窓からは、南側とはちょっと違う近代的なビルや整然と立ち並ぶ美しいアパート群が見えて、大都市ミュンヘンの顔が感じられました。BMWの巨大な会社も見えます。
乗り物に乗るのは目的地への移動でなく、私にとっては街並みを眺めイメージを膨らませてその国の生活を感じる大切な時間であり、まさに「トラム旅」です。

★ ニンフェンブルグ城

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この城はヴィッテルスバッハ家の夏の居城で、裏には運河、森、城館、レストランがあり、1日ではとてもとても回りきれないくらいです。17世紀から19世紀半ばまでバランスを考えて体系的に増改築が繰りかえされ、幅700メートルにもなるドイツ最大級のバロックの城となっています。

★ 本城

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2回に上がるとすぐにロココ様式の豪華な大広間があり、その華麗さに目を奪われます。白色と金色の柱や壁と見事なフレスコ画の天井。国を問わずヨーロッパではよく見かけるお城です。順路どおりに回りながら華やかな宮廷生活をしのびました。
窓から見える庭園には、運河や森や田舎風建物もあり、ヴェルサイユを小型にしたような感じで、「ぱくり・・・」と思ってしまいました。

ルートヴィッヒ1世が愛した36人の美人画ギャラリーも人気があります。肖像画がずら~りと壁4面を飾っています。「どれにしようかな」ときっと迷ったことでしょう。
その中の一人、踊り子ローラ・モンテスは政治にまで口を出すようになり、結局はスキャンダルまみれでルートヴィッヒ1世は退位に至りました。

★ 馬車博物館

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豪華な馬車がたくさん展示されています。ここにもおどろおどろしいデザインの馬車がたくさん並んでいます。他ではあまり見ないデザインに、これがドイツ風なのかと思ってしまいました。雪上を走る「そり」も工夫されています。

★ 庭園

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運河に沿って歩いて行くと小さな林があり、紅葉の中のレストランに入りました。パフェはここの名物のようで5種類のソースの中から選びます。巨大です!ゆっくりティータイムをするのも旅の醍醐味。これと紅茶で昼食代わりになりましたが、やっぱり甘すぎて口直しはミュンヘンビール。

まだまだ回りたかったのですが、薄暗くなりかけたので広大な庭園をトラムまで歩いて行くともう5時でした。

★ 夕食

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英語表示のあるメニューでしたが、何しろ量が多い!見ただけで食傷してしまいます。ここでもビールは頑固にヘレス。
ミュンヘンでは、レストランでもショップでもよく「sushi」が目につき人気があるようです。日本ではご飯は太ると言いますが、向こうではヘルシーなメニューのようです。

これでミュンヘンの街歩きは終わりです。あの朝食もあと1回です。

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