新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

台湾周遊5日間①

2012年03月18日 | '12 台湾周遊

 福岡から北海道ほどの距離にある台湾。距離や親しみ易さから言えば、いわばお隣さん。外国旅行の緊張感はなく、急にふっと行ってみたくなる所です。今回は台中、高雄、花蓮、台北の周遊5日間の超格安のツアーを利用。3回の渡航歴はあるものの、個人旅行で台北や台中が中心でした。個人で動き回る時間と費用を考えたら、今回は信じられないほどの格安旅行でした。

 キャセイ航空 福岡10:25発  台北12:05着(日本時間マイナス1時間) こんなに短い飛行時間でも海外路線だから機内食が出ます。ワインもあります。急いで食べないと到着してしまします。

 機内の新聞「聨合報」は1ページを割いて東日本大震災1周年の記事を大きく取り上げていました。台湾は真っ先に130億円もの義捐金を集めて送ってくれました。博愛精神、日本友好の濃い国に謝謝!

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 台北の桃園空港から、東シナ海に臨む鹿港(ルーカン)に直行。ここは17世紀に中国福建省から移り住んだ人々が築いた港町。繁栄を誇った鹿港も、今では土砂で埋まり廃港になっていますが、昔の町並みが保存され、懐かしさをそそる屋台通りには、頭上に2列の提灯群が「これぞ台湾!」と異国を感じさせてくれます。そこを通り抜けると「天后宮(テンホウコン)」に出ます。

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 写真の「天后宮」は、海の守り神「媽祖」を祀っている廟で、長い線香を手にした老若の人が絶えません。真面目な信者さんの間を、観光軍団が物珍しげに歩いても一向に気を悪くする様子はありません。申し訳ない・・・。

 余分なものを排除し色を抑えて簡素を目指す、いわば引き算の日本の建築美とは逆に、加えて加えて・・・を繰り返した複雑で装飾的で多色で緻密で・・・と、いわば足し算の美が台湾です。

 添乗員さん無しで、同一の現地ガイドさんが5日間ついてくれます。日本語学科専攻の堪能な語学力を生かし、日本人の心と気持ちを理解し、ユーモアを心得、笑いの勘どころを押さえ、流行、風俗、歴史にも博識でチャーミングな人柄の女性ガイドさんでした。机上で学ぶだけでなく日本にもよく旅行して情報を収集し、常にガイド意識を高めているのがわかりました。このガイドさんのおかげで格安旅行の格がグーンと上がり、実に楽しい5日間の旅が始まりました。

Cimg8466 夕食は重慶餐廰で四川料理のフルコース。格安旅行でこんなにごちそうを食べていいのでしょうかという嬉しい感想です。

 この日の走行距離165㎞。晴れ一時曇り。15度。

 ホテルはスタンダードクラスの「雙星大飯店」。夕方から降り出した小雨で温度が下がり寒いくらいでしたが、台湾にはクーラーはあっても暖房がないとのこと。

洗面台にひび割れが・・・。やはり★★★のホテルでした。格安ツアーにしてはいい方かもしれませんが。

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