旅行前に、友人からコンサートのチケット2枚が舞い込んできました。
なんと『ウィーンフィル首席奏者たちによるピアノ五重奏』と願ってもないコンサートです。芸術の秋の「音部門」の嬉しいスタートになり、夫といそいそと出かけました。
演目も一部はマーラー、ベートーベン。二部はシュトラウスとシュトラウスⅡのポルカやワルツでおなじみの親しみのある曲でした。
ピアニストはウィーン在住の日本人、ヒロコ・サガート。コントラバス奏者がミラン・サガート氏だからキットご夫婦だったのでしょうか。
フルオーケストラと違ってアットホームで、ちょっとリラックスして聴けて、室内楽はなかなかいいと思います。
会場も広からず狭からずのいい感じでしたが、コンサートの最中にコントラバスではない音が・・・。「ん?あれは地下からの通奏低音・・・?」。とっさに演奏者に申し訳ないと思ってしまいました。そういえばこの真下に地下鉄が走っていました。ウィーンウィルのメンバーともなれば、こういう会場で演奏することはあまりないと思います。
ウィーンの人はなかなか大らかなのか、そんなことには気にも留めずに、時にはひょうきんな仕草でバイオリンを弾いたり、表情で合図したりと、観客に楽しむ機会を与えてくれました。きっと音楽を愛する人を愛してくれたのでしょう!ウィーンの風を有難うございました!