タカハシEM-1赤道儀の極軸望遠鏡をビクセンPF-LIIへのコンバート用アダプターを製作したのですが、その際にEM-1の極軸望遠鏡キャップを合わせて内部を切削加工をする必要があります。しかし、いつもは特に問題無くキャップを削ってPF-Lが干渉しないように仕上げていたのですが、キャップの仕様が若干違っていて肉厚が薄い物になっていたので、結果的にキャップが破断してしまいました。
それで仕方ないので、キャップを作り直しました。この状態からさらに同系色のカラーで焼き付け塗装をして仕上げるので、それほど違和感は無くなると思います。
そこでキャップのゴムリング部分を残すようにして、そこから後部を一から製作してジョイントしたものが2枚目の画像です。さすがにこのキャップの仕様違いは、全く予想していなかったので、ご依頼者さんに説明してその費用は追加させていただきました。まぁ、それでも何とかリカバリーはできたので良かったですが、塗装ができなければアルマイト処理で済ませることになったので、マッチングしない分違和感があります。こういう古い機材を愛用される方は、それなりに思い入れがあるので、できる限りはオリジナルの状態に近い状態にまで仕上げる必要があります。
これもタカハシの名機90S赤道儀の部品ですが、赤緯軸クランプを作りました。赤道儀を買っていただいた方から必要なので作って欲しいとのことでお作りしました。しかし純正品とは形状が違うので、そこはどうかとは思いますが、最終的にはライトグリーンカラーで塗装するので、少しは純正状態には近くなると思います。ご要望の方はお作りしますので、お知らせください。
8月の観光シーズンも今週末からいよいよ本番です。9日〜17日までは毎日スターウォッチングの予定が入っていて、かなりの予約が今年は入っています。ある意味有難いことではありますが、それも天気が良くないと喜んでもらえないので、何とかこの期間は天候に恵まれて欲しいところです。ただ残念なのは満月期になっていることで、綺麗な天の川を見てもらえないのが残念です。ちょっと忙しいですが、何とか来週を乗り切っていきたいと思います。