Star Festivalを見て感じたのは、日本の星まつりからだいぶアイディアーをもらっていると思いました。胎内や原村でもコンサート会場がありますし、子供たちが遊びながら科学について学ぶことができる工夫を随所に持っているところも似ています。発起人のスコット・ロバートとも話ましたが、これについては確かにそうだと否定はしていませんでした。
彼曰く、一般的なスターパーティーはシリアスな天文ファンを対象にしているが、それでは本当に科学に興味をもってもらうことができないので、まずは子供ー家族を対象にしたイベントとする必要がある。と言ってました。子供が楽しめるイベントにすれば両親も合わせて楽しめるし、楽しみながらその興味の対象を自然から宇宙、そして宇宙から地球を見ることの大切さを学ぶことができれば、それだけグローバルな観点から自然を見つめることができると考えてこのイベントを作っているのだと感じます。
日中は、家族連れや一般の大人が混じって太陽観測をあちらこちらでやっていました。Hα太陽望遠鏡が身近になってきたことは、大きな進歩です。これが無いと日中に望遠鏡を覗いても、今一つ分からないし、面白さもないので、伝えるほうが大変だったと思います。 天体望遠鏡で星を見せても感動が無くても、Hα太陽望遠鏡を見せると多くの人は驚いています。