古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

健康診断で思ったこと

2008-09-20 | 経済と世相
 年1回の健康診断、今年もぼつぼつ時期だなとホームドクターに問い合わせた。

「毎年の70歳以上無料の“成人基本健康診査”は、今年度から廃止になりました。代わりにメタボ検診が無料で実施できますので、メタボの通知に入っている「特定健康診査受診券」を持参してください。従来の検診より検査項目が少ないので、メタボに入っていない検査は有料(健保適用)になります」と言う。

 4月から、後期高齢者医療が発足して、75歳以上は国保から外れることになる。従来の70歳以上無料の健診は国保が費用負担していたわけだが、75歳以上の負担が不可能になった。だから、この制度を継続すると、70歳~75歳未満は無料で75歳以上は有料になってしまう。結局、この制度は止めることになったという。

 「後期高齢者医療」の制度を設計した人は、こうしたことまで考えていたのだろうか。厚労相は「従来の医療が受けられないというのは誤解です」と力説していたが、庶民が心配していたのは「今までより多く金を払わないと、従来の医療が受けられなくなるのでは?」だ。この制度には、75歳未満の人も悪影響を受けている。



 18日朝、朝食抜きで向かいの病院に出かけました。「介護保険の保険証はお持ちですか?」窓口で聞かれた。そうか!メタボ検診には介護保険の健康証が要るのか?でも、費用は健保負担なのに?「後日もってきます」

医師の問診の後、「胸のレントゲンと心電図は有料で、その他はメタボ検診と大腸がん検診(名古屋市)を利用しましょう。眼底血圧検査は止めてもいいですね。」というので、お任せすることにした。

 身長、体重を計測してBMIを算出、19.8だった。

 尿を採り、その後採血して、心電図と流れ作業で進行し、その後、「メタボ関係」の書類(チェックリスト)を書かされた。

バスや電車で一人で外出していますか?日用品の買い物をしていますか?とかいうヤツです。 たいして意味もないな、と思いつつ、検査料金を無料にするため、記入した。

 レントゲン写真、それから、例のバリウムを飲んでX線写真。1時間ほどで終わって、最後に、看護師が、便検査の容器をくれて、「後日、便を採取して提出ください。バリウムの白い便が終わってから採取してください」。「ここですぐ飲んでくださいね」と一緒に渡してくれた3錠の薬は、バリウムのための下剤。

 窓口で、清算してもらったら、検査料は有料と言っても、千円以下で済んだ。

 検査結果は後日のお楽しみだが、帰宅後、あらためて数ヶ月前郵送されてきたメタボの資料を眺めてみたが、どうもお金をかけてやる価値があるのか、疑問だった。

 要するに、対象の40歳~74歳の人からメタボの該当者を発見し、生活指導をするという。生活指導といっても、要するに「運動しなさい」というだけ。医者にそういわれても、運動できる人は既にやっているし、出来ない人は出来ない。第一、個人の生活スタイルに政府が嘴をはさむ権利はない、と思う。それにそんなに良いことなら、75歳以上はなぜ対象にならないの?早く死んでもらった方が良いから、生活指導の必要はないのかな?

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