古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

定光寺

2016-12-01 | 旅行
 30日午後、思い立って定光寺に出掛けた。住宅の老人会のウオーキングの候補にかねてから考えていた定光寺に行ってみようと思い立った。JRの大曽根駅に着いたら、下り電車がホームに入るところだった。飛び乗ったが、高蔵寺行の普通だった。20分ほどで高蔵寺に着いたが、定光寺はこの次で、快速は止まらない。普通は2:39まで30分ほど待つことになる。本番の時はダイヤを調べてこないと。
ホームで本を読みながら電車を待ち、到着した普通電車で次の定光寺に降り立った。駅を出ると、木曽川の見事な水の流れ。しかし案内は無く、「定光寺公園はどちら?」と駅員に聞いて歩き出した。無人駅と聞いていたが、紅葉のシーズンのためか駅員はいた。右手にしばらく歩くと東海自然歩道の看板。季節の良い時には、ここから東海道自然歩道を歩けるのだ。左手に橋がある。どうやらこの橋を渡るらしい。橋を渡ると坂道である。その坂道、かなりの勾配で延々と続く。
紅葉も綺麗だが、見事な黄葉もあった。

向こうからリュックを背負った観光客が来たので聞いてみた。「定光寺はこの道でいいですか?」
「ええ、まっすぐです」
「距離は1kmぐらい?」
「そんなにないと思いますが、この勾配ですから頑張ってください。
「滝カッフェ」という案内が建っていた(巻頭写真)滝の景色を見ながら、珈琲を賞味してくださいの意味らしい。息を弾ませながら、15分ほど歩くと左手に石段が出てきた。「160余段10分です。定光寺」の掲示。「まだ登りなの?」。ここまで来たら、きつくても上るしかない。かなり息がくるしい。100段も上がったかな?下りてくる観光客に聞いた。「まだ、上までかなりありますか?」。「いや、あそこが山門です。頑張って」やっと上り詰めた。臨済宗の古刹、定光寺です。隣に初代尾張藩主義直公の廟所がある。

寒い日だが、紅葉を楽しむ客は結構いた。
ここは春は桜の名所でもある。今年は寒さの到来が早かった。来年の3月末、桜を見に来た方がいいかな。お参りを済ませ、帰ることにする。

これが大変だった。紅葉は見事だが、地球の引力で引っ張られるので、早く脚を動かさないと転んでしまう。懸命に歩いてあっと言う間に駅に戻った。名古屋行のホーム、此処に上がるにも階段!「どこで切符買うの?」駅にいた駅員に聞くと、「下りた駅で切符は購入してください」。3時51分の電車で、帰りはスムース。4時35分帰宅できました。