古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

雨プール

2015-08-31 | 水泳
 名城公園の屋外プールは、毎年7月20日から8月31日まで開業する。
例年千円で11枚綴りの回数券を1冊購入して、つまりひと夏11回このプールで泳ぐ。
暑い日は、子供たちで芋を洗うような混雑なので、まったく泳げない。
コースロープは引いてないし、プールの真ん中では、子供が逆立ちして遊んでいるから、直ぐぶつかってしまうのだ。
 今年は、雨がなかなか降らなかった。最初にプールに行ったのは、8月17日である。
 受付のおばさんが「久しぶりだねぇ」と言ってくれた。1年ぶりなのに、顔を覚えていてくれた。
17日が初日では11日はいけないと、回数券は止めて、1回100円の当日券で入場した。
8月後半は、雨の日が多く、昨日までに6日行けた。今日、最後だし、秋雨前線が停滞している。
泳いで来ようと、3時過ぎ、パラパラ雨が落ちる天気だったが、泳ぎに行った。
2~3度泳いでいて他人にぶつかった。雨がパルつく日は、ほとんど貸切状態のプールになるのだが、みな今日は「最後だから」と思ったらしく、割と混んでいた。
クロールと平泳ぎは前の泳力に戻ったようだが、バタフライは、怪我の後遺症でうまく泳げない。
どっちみちこれだけ混んでいてはバタフライは無理。少し泳いで人がいるところでは停まって立ち、また人のいない方向に泳ぐというやり方だった。
それでも、1時間弱で700mばかり泳いだ。
 帰り際に受付のおばさんに「来年また来ます。もし生きていたらね」といったら、「いつも雨の日はいろんな泳ぎをやってますね」と言ってくれた。覚えていてくれた。
「それが、昨年までは4種目泳げたのが、去年、鞭うちをやってバタフライが泳げなくなってね。もう一度練習をやりなおしているんですが、この齢では難しいですね」
「また来年ね」と言い置いて帰ってきました。
 今朝3時過ぎに目覚めて、深夜便のラジオを聞くと「雨酒場」を歌っていた。香西かおりの歌だが、「雨の日にきてくれるとじっくり話ができる」と酒場のおかみさんに言われた作詞家の作った歌らしい。20年以上前、私が単身赴任の地で流行っていた歌だ。
「雨に日はじっくり泳げる」と通った「雨プール」の報告でした。