古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

『捏造の科学者 』という本

2015-08-15 | 読書
『捏造の科学者 STAP細胞事件』(須田桃子著、文芸春秋)という本を読みたいと思い、今日、東図書館に行き、端末で検索しました。
名古屋の市立図書館は各区にあり、全区の図書館の本が検索借り出しできるようになっています。吃驚しました。
 この本、全区の図書館にあるのですが、全部貸出し中でした。
ベストセラーだと、こういうことはしばしばありますから、全部貸出に驚いたのではありません。
予約数が0だったのです。全部貸出という人気のある本は予約数が数十、あるいは数百というのが普通ですが、ゼロなんです。
これはどう理解したらいいか。
 評判を聞いて、読んでみようと借りているのではない。
図書館の棚にならんでいるのを、手に取ってみた人が「これは面白そうだ」と借りていったのでしょう。
だから、手に取らない人は予約していない。(早速私が予約したので、現在は予約1名ですが)
 それにしても、手にとって数ページ読んだだけで、「これは面白い」と思わせる筆者の表現力はすばらしい。
因みに、この本は昨年度の大宅壮一ノンフィクシヨン賞を受賞しているそうです。
 読んでみたら、皆様に紹介のメールを送りますが、『捏造の科学者 STAP細胞事件』という書名は記憶に留めておく価値がありそうです。(続く)