古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

玉音盤と昭和陸軍全史

2015-08-01 | 経済と世相
8月1日朝、NHKから終戦の玉音盤の放送がありました。
実際に70年前の放送を聞いたときは、雑音がひどくて、当時小学(国民学校)3年生の私には全く意味がわかりません。
放送の終わった後、大人たちの会話で「日本は負けたんだ」とわかりました。
「耐えがたきを耐え忍びがたきをしのび」という言葉だけ記憶に残りました。
翌8月16日、夏休み中ですが、出校日でした。
 担任の先生、(20歳前後の娘さんでしたが)から訓示がありました。
「天皇陛下はいかにお悔しいでしょう。みなさんはおおきくなったら、もう一度アメリカと戦い必ず勝ってください」。
「耐えがたきを耐え忍びがたきをしのび」とは、そういう意味かと思った次第です。
ところで、今でも不思議に思うのは、当時の日本の指導者たち、なかには優秀な人もいたと思うのですが、何故アメリカと戦争をしようなどと思ったのでしょうか。
かくも国力の隔絶したアメリカと闘い勝てるつもりだったのでしょうか。当時の指導者がどう考えて戦争に踏み切ったのでしょうか。
学問的な研究というか、検証はないのでしょうか。
 大学図書館に行き、さがしたら、名大名誉教授の川田稔さんが、講談社新書から「昭和陸軍全史」全3巻を最近出していました。
第3巻(太平洋戦争関係)を借りてきて読み始めました。どんな内容かを読み終えた後、報告します。