古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

ジュンク堂

2009-08-30 | 経済と世相
ジュンク堂が、先週、栄に新規開店したと聞き、一度見ておこうと出かけました。

栄の名古屋ロフトの地下に、600坪の大型書店が店開きしていました。ジュンク堂は神戸の三宮が本社だと思うが、全国各地に店舗展開している。

東京には池袋に大型店がある。2~3回だけだが、のぞいたことがあります。本屋の立ち読みは嫌われることが多かったが、「立ち読みは疲れるでしょうから椅子にかけてください」と、椅子まで準備した最初の本屋(私の記憶では)と聞き、池袋に行ったとき立寄ったのです。今は、他の書店でも、椅子を置いている大型店が増えた。

最近の書店稼業は大型店でないと難しいらしく、並みの本屋はみな廃業してしまった。名古屋地区にも、近年このジュンク堂のほか、旭屋、三省堂など、関西や東京などの外部資本が参入してきました。

もっとも、大型店なら総て成功するかというと、そうでもない。10年位前、山一證券が破綻したとき、同証券の名古屋支店ビルを、地元資本が買い取り大型書店を始めたが、巧く行かなくて、昨年だったか閉店した。大型店にもそれなりにノウハウが必要らしい。

余談ながら、ジュンク堂とは珍しい名前だと思い、インターネットで調べてみたら、社長のお父さんの名前が工藤淳で、名と苗字を入れ替えてジュンク堂になったらしい。

店を一巡した後、ささやかながら開店祝いにと、3冊ほど軽い本を購入しました。

『世界は分けてもわからない』福岡伸一著、講談社新書、09年7月刊

福岡ハカセが講談社のPR誌に08年6月から09年7月にかけて連載したエッセイ。

『資本主義崩壊の首謀者たち』広瀬隆著、集英社新書、09年4月刊

ニューヨーク・タイムスの一こまマンガを題材に、89年のソ連崩壊後20年にして今度は資本主義の崩壊が始ったと説いています。

『一瞬の風になれ(1)』佐藤多佳子著、講談社文庫、09年7月刊

マラソンを題材にとった小説として、3年前話題になった小説です。



読んでみて、面白ければまたメ-ルします。

今回は、名古屋の書店の話題です。