古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

豊橋美術館と木喰

2008-06-15 | 美術館と美術展
 7日豊橋に出かけました。平日1800円のJR豊橋・名古屋往復切符が土・日は1500円で買えますので、豊橋美術館の「木喰(もくじき)展」を見にいきました。 

8日の中日がこんな記事が掲載していました。

『修行で各地を訪れ、木像や書を残した江戸時代後期の僧木喰の精神を象徴する全国でも例がない書一点が見つかった。・・・開催中の「木喰展-庶民の信仰・微笑仏」を訪れた浜松市の男性が持ち込んだ書を鑑定した結果、木喰の作品と判明。7日から同展の展示品に追加された。

・ ・・縦30センチ、横49センチの懐紙で、大きな丸の中に「心」と墨で大書され、左側に自作とみられる和歌が添えられている。・・・・

作品は、当時83歳だった木喰が1800(寛政12)年に現在の浜松市付近に滞在中に書いたとみられ、代表句「まるまると まるめまるめよ わが心 まん丸丸く 丸くまん丸」・・・保存状態はよく、落款や書体などから本物と鑑定された。

西端290年を記念する展示会を機に、埋もれていた書の存在が確認された形だ。

早速、公開中の仏像や資料160点とともに展示を開始。』

こういう木像では、円空仏が有名ですが、木喰は円空より100年ぐらい後世の人です。

展示初日に、この書を見たことになります。「わが心 まん丸丸く」ありたいものと思いました。

 豊橋美術館は、豊橋公園の一郭、瀟洒な建物ですよ。私の好きな美術館で、年1回は訪れています。

 インターネットで「木喰仏」を検索したら、熱心な木喰仏の研究者がいました。

http://www.d1.dion.ne.jp/~thx/mokujiki/mokujiki.htm

詳しくお知りになりたい方は、このサイトの「木喰仏を訪ねて」をクリックしてください。