古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

07確定申告

2007-02-13 | 経済と世相
13日、早々に名古屋北税務署に出かけました。確定申告です。
申告所に行くと、一面にノートPCが並んで、納税者が前に座り、青い上着を着た税務署員に指導を受けながら、申告書を作っていました。

 3年前までは、税務署員の座る机の前に行って、書類を見せて申告書を作成してもらう景色が見られましたが、去年からは、申告書はすべて申告者が作ることになって、PCを使える人はPC,手作業で作成する人は、そのための机が用意してあります。

 どうも、こうなったのは、課税最低限が引き上げられたため、及び、企業年金の代行返上が多くなり、企業年金の受給者は確定申告せざるを得なくなったため、申告者の数が増え、税務署員が作っていたら、とても間に合わない。ということになった所為と思う。

 私は、自宅で自分のPCから国税庁のホームページにアクセスして、書類は既に作成済みで、証明書の類を裏面に貼り付け、印鑑を押すだけでした。

 私が着いた時には、まだ書類を受け取る係りが来ていなかったが、糊を借りて書類の貼り付けをしていたら、係りが来たので、一番に提出してきました。

 数年前、待ち時間が最低でも1時間あったことと比べると、IT技術のおかげで手間が省けるようになったものです。
 お役所のホームページは、見難いのが多いのですが、国税庁の申告書作成のホームページはうまく出来ています。

 申告書を作成しながら思ったことが一つ。
 書類が定型化されているのですが、その年の納税額を記入する欄がないんです!

納税者にとって、一番大事なことは、一年にどれだけ税金を払うかということではないでしょうか?ところがそれを表示する欄がない。

 あるのは、源泉徴収額と納税額を比較して、「後いくら払ってください」または「払いすぎですから、いくら還付します」の欄です。

 それで、実務上は差し支えないですし、計算すれば、この年の納税額はわかります。でも、計算しなくても分る様に、「貴方に納税していただく金額はこれだけです」と表示するのは、税金を払ってもらう側の当然のエチケットだと、思います。

(現行書式では、定率減税前の額が表示されていますので、定率減税廃止の来年からは自ずから年度の所得税額が表示されることになりますが)

 税務署、というより財務省には、国民に税金を払って頂くという意識がないのだと思います。
以上、今年の確定申告でした。