古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

高遠紀行(1)

2005-04-23 | 旅行
 19日、12時前に中央線多治見駅前に集合した。Tさん、Mさん、Hさん、Sさ
んと小生(いずれも30数年来の友人)Mさんの車で、信州高遠に桜見物の旅に出かけました。
 インターから中央道に乗って、「さあ昼飯をどうしよう」。
「飯田のJR駅前に、見かけはたいした事ないけど、美味しい蕎麦屋があるから、そ
こへ行かない」とMさんが言う。そこで、飯田のインターで下りて駅前。駐車場に車
を入れてMさんが案内する小路に入っていったら、目的の店は「3月27日、駒ヶ根
市に転居しました」と張り紙がある。Mさんは手帳に転居先と電話をメモしたが、
「駒ヶ根まで追いかけるのはタイヘンだが、駒ヶ根方向に行けば途中で信州蕎麦を食
わせる店、あるでしょう」と再度車に乗る。
 10~20分ほど走って、「この辺にしよう」と、鄙びた蕎麦店の前で車を停め
た。
 座敷に上がって、ビールを傾け(運転手以外)手打ち蕎麦を頼んだ。
 出された蕎麦を頬張ると、これがいける。店のご亭主がやってきて蕎麦の薀蓄を教
えてくれた。「私んとこはゴーゴーの粉を使ってまして・・」と話し始める。通でな
い私は、ゴーゴー?あっそうか!蕎麦粉と饂飩粉が5:5なんだ。「打った時は真っ
白なんです。それが蕎麦は鉄分を持っていまして、時間が経つと空気で酸化され色が
付きます。」・・・などなど。
 飛込みで入ったにしては廉くて旨い店だった。2時ごろ店を出た。
 その後、153号線を東へ。駒ヶ根、伊那を通過。高遠町に入ったのは3時半。桜
は満開であった。この地の桜は「コヒガン桜」と称して花びらが小粒で色が濃いピン
ク色。Nホテルに投宿。タクシーを呼んで高遠城址公園に行った。入場料500だ
が、チケットは翌日も使える。城址公園は人,人,人。天気予報では明日が雨。だから
今日が最後の満開の桜を楽しむ人たちだ。1500本の桜は、話には聞いていたが壮
観です。
 この城、別名は兜山城、武田信玄が築いたが、明治のはじめ取り壊され、城址に桜
を植えたのが、高遠桜の初めとか。
「保科正之をNHK大河ドラマに!」という署名活動をやっていた。大河ドラマの舞
台に取り上げられた地が、観光キャンペーンをやるのは毎度のことだが、大河ドラマ
になる前に、大河ドラマにしてくれ!という話は初めて聞く。保科正之は将軍家光の
弟で、会津藩の初代藩祖、名君の呼び名が高いが、最初はこの高遠の藩主であったと
いう。 
 一時間ほど散策して、帰りは30分ほどホテルまで歩いた。
 夕食後、7時半ホテルのサービスで、夜桜見物のバスが出た。
 照明にはえる桜は、華麗の一言!特に池面に映る桜が素晴らしい。(続く)