2010/11/09 OnAir - 2nd. Week
01.The Band:Up On Cripple Creek
02.Simon & Garfunkel:I Am a Rock
03.The Autumn Defense:The Sun In California
04.Robert Plant:Angel Dance
05.Robert Plant:Harm's Swift Way
06.Fleet Foxes:Mykonos
07.Nickel Creek:Speak
08.Sam Amidon:Relief
09.Horse Feathers:Thistled Spring
10.The Incredible String Band:The Water Song
11.Fairport Convention:Farewell, Farewell
12.佐野元春:また明日...
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■内容の一部を抜粋
・フリー・フォーク特集
「今夜番組後半はMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。ココロとカラダにやさしいオーガニックな音楽を集めます」と元春。
・I Am a Rock
サイモン&ガーファンクルの1966年のヒット「I Am a Rock」。
・The Sun In California
「ウィルコのベース・プレーヤー、ジョン・スティラットとライアン・アダムスのバンドからバッド・サンソン。この二人によるグループ、オータム・ディフェンス。曲はThe Sun In California。今夜のMotoharu Radio Show。番組後半ではMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。ココロとカラダにやさしいオーガニックな曲を集めます」と元春。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月11月の「3PICKS!」はデヴィッド・グレイ『Foundling』、ロバート・プラント『Band Of Joy』、そしてベン・フォールズ&ニック・ホーンヴィ『Lonly Avenue』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はロバート・プラント『Band Of Joy』。
・ロバート・プラント
'70年代のイギリスのロック・バンド、レッド・ツェッペリンのヴォーカリスト。新しいソロ・アルバムのタイトルは「Band Of Joy」。これはツェッペリン以前に在籍していたバンド名とのこと。バンドのメンバーを見るとナッシュビルで仕事をしている一流のミュージシャンが参加している。レコーディングもナッシュビルで行われている。レッド・ツェッペリンといえばロバート・プラントの神がかった高い声のパフォーマンスが魅力だった。ところが最近ではツェッペリンでやってたようなヘヴィーなロックの表現からもっとブルージィーで地味な表現に変わってきている。
「僕は十代のときにレッド・ツェッペリンを聴いてましたけれども、最近のロバート・プラントの音楽ですよね、自分の年齢や肉体の変化を受け入れた上での新しいスタイル、これはとても自然なことで素晴らしいことだと思います」と元春。
最近ではブルー・グラスのシンガー、アリソン・クラウスとコラボレーションしてグラミー賞を受賞した。今回の新しいアルバムでロバート・プラントはカヴァー曲とトラッドの曲をはじめとして、昔から伝わる伝承的なトラッドの曲を彼独自のやり方で歌っている。新しいソロ・アルバム『Band Of Joy』から「Angel Dance」と「Harm's Swift Way」の2曲。
・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html
今週はNPO法人「バードライフ・アジア」という団体。年々数が少なくなくなってきている鳥を守っていこうと2002年から活動を続けている。鳥の保護活動は日本だけで行っていても限界がある。現在世界各地とネットワークを結び地球規模で取り組んでいる。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/movie/motoharu1.html
・フリー・フォーク特集
フリート・フォクセズの「Mykonos」とニッケル・クリークの「Speak」の2曲をかけて。
「番組後半はMotoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。現在活発になりつつあるこの新しい音楽の傾向を眺めてみたいと思います。番組では以前、デヴェンドラ・バンハート、アニマル・コレクティブをはじめとした一連のフリー・フォークと呼ばれるバンドやソングライターの曲を取り上げてみました。リスナーの方からももう少し聴いてみたいという声があったのと、それから僕自身も今こうした表現に興味があるということもあって、今夜特集してみたいと思います。フリー・フォーク。現在の音楽シーンの中でのひとつの新しい波と言っていいと思います。アクロン/ファミリー、そして先ほど聴いたフリート・フォクセズ、ほかにもフリー・フォークと呼ばれるバンド、シンガー・ソングライターたくさん出てきています。イギリスのトラッド・フォーク、世界各地の伝承的な音楽、いわゆるフォーク・ソングですよね。そうした音楽を土台にして、そこにサイケデリックな要素や現代的なリズムを加えたもの。それがフリー・フォークと呼ばれる音楽だと思います。そこには欧米の音楽ではない、例えばオリエンタルとかアフリカとか、そうした非欧米の音楽的な要素がある。これもまたフリー・フォークの特徴のひとつだと思います。フリー・フォークについて更に興味を持った方はインターネットのほうに豊富なリソースがあるのでチェックしてみてください。Motoharu Radio Showが選ぶフリー・フォーク特集。サム・アミドン、Reliefとフォース・フィザーズ、Thistled Springの2曲」と元春。
・'60年代
「フリー・フォーク。時代を遡ってみると、'60年代にこのフリー・フォークの源泉ともいえるバンドがいました。インクレディブル・ストリング・バンド。スコットランド出身のバンドです。ブリティッシュ・トラッドを軸として中近東のメロディや民族楽器などを使った一筋縄ではいかない音楽という感じです。'60年代当時はそのサイケデリックな表現からアシッド・フォークなんて呼ばれてました。このあとインクレディブル・ストリング・バンドの曲一曲聴いてみたいと思います。そしてブリティッシュ・トラッドといえばペンタングルやフェアポート・コンベンションという素晴らしいバンドがいます。特にギタリストであるリチャード・トンプソンがいたフェアポート・コンベンションですよね。エレクトリック・トラッドというかたちを作った英国トラッド・フォーク・ロックのオリジネイターです。そしてバンドの女性シンガー、サンディ・デニーのヴォーカルも魅力的です。ではインクレディブル・ストリング・バンド、そしてフェアポート・コンベンション、それぞれの曲を聴いてみたいと思います。The Water Song、Farewell, Farewell、2曲続きます」と元春。
・捻挫全治三週間
リスナーからの「腰が痛くてどうにもならないので医者に診てもらいました。佐野さんはいつまでも元気でうらやましいです」というコメントを読んで。
「腰は大事になさってくださいね。僕も元気といえば元気なんですけれども、つい最近階段でつまずいて捻挫してしまいました。全治三週間ですね。生まれて初めて松葉杖を使ってみたんですが、最初はなれなくてあたふたしてしまいました。あの松葉杖つうのはやってみてわかったんですが、腕の力を使うんですよね。おかげでなんだか腕の筋肉がかっちりついたような感じで足が痛いにも関わらず、ちょっとうれしくもあります。コメントどうもありがとう。みなさんも階段の上り下りはくれぐれも気をつけてください」と元春。
・また明日...
元春の'90年代のレコードから。矢野顕子がヴォーカルで参加。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/