Sunday Song Book #944

2010年11月07日 | Sunday Song Book

<11月07日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ+リクエスト」]
ウィスキーがお好きでしょ/竹内まりや
11月03日発売ニューシングル
DO YOU BELIEVE IN MAGIC/THE LOVIN' SPOONFUL '65
YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND/IKE & TINA TURNER '69
YOUNG AND CAREFREE/GARY LEWIS & THE PLAYBOYS "LISTEN!" '68
WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER/KALEIDOSCOPE '75
PLAY SOMETHING PRETTY/GEORGE JACKSON "ALL BECAUSE OF YOUR LOVE" '10('76)
PLAY SOMETHING PRETTY/JOHNNIE TAYLOR "SHE'S KILLING ME" '79
ダウンタウン/坂本真綾 10/20発売シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
番組は相変わらず前倒しで収録しているという。先週と今週のあいだぐらいに収録していて、ちょうどワーナーミュージック・ジャパン40周年のイベント「100年MUSIC FESTIVAL」の武道館が終わったところだとか。「100年MUSIC FESTIVAL」はスポーツ新聞にいろいろと書かれたそうだ。「一応、あのときにも申し上げましたみたいに、私、最年長であります。スタッフよりも私のほうが年上でありましてですね、ワーナーの全スタッフ、それから所属の全アーティスト中、私が最年長でありまして(笑)、いわば牢名主なので、まぁ、いろいろとそれの立場で申すべきことを申し上げたというアレで。したらスポーツ新聞にドーンと(笑)、出てしまいました。ライヴはみなさんですね、それぞれお若い方から私たちの世代まで一生懸命演奏し、また歌いました。とてもみなさんいいライヴだったと思います」とタツローさん。
8月のあたまから行ってきた全39本のツアーも明日の八戸公演でファイナル。先週はNHKホールで4日、5日とやってるはず。引き続いてまりやさんの武道館のライヴが待っていて、来週からリハーサルがはじまるが、ニュー・シングルのオファーが入ってきて今曲を書いているとか。

・ウィスキーがお好きでしょ
11月3日発売のまりやさんのシングル『ウイスキーが、お好きでしょ』からイングリッシュ・ヴァージョン。10月24日の放送でかけたときに地震情報のナレーションが曲間に入ったのでもう一度かけ直すとのこと。

・DO YOU BELIEVE IN MAGIC
ラヴィン・スプーンフルは'60年代のニューヨークを代表する4人組の白人ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ。「DO YOU BELIEVE IN MAGIC」は作詞作曲ジョン・セバスチャン。ラヴィン・スプーンフルのデビュー・ヒット。1965年のベスト10ヒット。

・YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND
1969年のアイク&ティナ・ターナーの「YOU'VE GOT TOO MANY TIES THAT BIND」はミニット・レーベル時代のシングル曲。好事家のあいだではアイク&ティナ・ターナーの最高傑作といわれている。

・YOUNG AND CAREFREE
ゲイリー・ルイスの1968年のアルバム『LISTEN!』収録曲。ジャック・ニッチェのプロデュース&アレンジ。

・ライヴに関する質問
10月17日の放送でリスナーから「サックスの土岐さん、コーラスのお三方はステージから引っ込んでるときは何をしてらっしゃるのでしょうか?」という質問があった。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/959db05075dc77d6a8c4e7eb08b47059

タツローさんが国分友里恵さんと佐々木久美さんお二人に訊いたところ、「基本的にお茶を飲んで歓談する、ご飯までは食べられない、あとは(ステージの)袖行って見てる」という答えだったそうだ。

・WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER
先週かけたジェームス・ペリーはもともとカレイドスコープというヴォーカル・グループに所属していた。1975年のカレイドスコープのTSOPからのシングル「WE'RE NOT GETTING ANY YOUNGER」はノーマン・ハリスが書いた曲。典型的なフィリー・ダンサー、とタツローさん。

・クリスマス・イブ
「クリスマス・イブ」はこれまで着うた、着うたフルだけで楽曲配信を行ってきたが、今年からPC配信がはじまるそうだ。mora、MUSICO、OnGen、ListenJapanから期間限定PC初配信。11月24日から配信予定だとか。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html

・ライヴに関する質問2
リスナーからの質問で「ツアー中の食事や、ホテル住まいでのガス抜きやひまつぶしはどうされてますか?」。
仕事しに行ってるのでガス抜きする暇はないそうだ。最近はホテルでインターネットができるので、ノートパソコンでいろいろ細かい仕事ができるとか。食事は基本的に外食。本番前はお酒を飲めないのでコース料理じゃなくてパッと済ませられるところで食事するという。

・ライヴに関する質問3
リスナーからの質問で「セットリストはタツローさんおひとりで決めるのですか?」。
100%自分で決めるとか。セットリストに限らず、MC、進行のやり方、全部ひとりでやってるそうだ。まりやさんの場合はまりやさんの意見を聞くという。

・PLAY SOMETHING PRETTY
ジョージ・ジャクソンは南部のソングライター。'80年代幾多の名曲を世に送り出してきたソングライター。最近デモが精力的にリリースされていて、今年も『ALL BECAUSE OF YOUR LOVE』と題されたマッスルショールズのレコーディングを主にしたアルバムが出ている。ほとんどが未発表の作品。この中からジョニー・テイラーが1979年に取り上げた「PLAY SOMETHING PRETTY」。タイロン・デイヴィスも1983年に歌っている。ジョージ・ジャクソンがこの曲を書いた'70年代中期はディスコの全盛期。ディスコ・ミュージックが'60年代型のR&B、特に南部のディープ・ソウルと呼ばれるR&Bを駆逐した。そういう意味ではひじょうに穏当な形で歌われているがアンチ・ディスコ・ソング。

・PLAY SOMETHING PRETTY
ジョージ・ジャクソンの「PLAY SOMETHING PRETTY」をジョニー・テイラーが1979年にコロンビアでのレコーディングでアルバムに入れてる。ジョニー・テイラーは「DISCO LADY」という大ヒットがあり、その次のアルバム『SHE'S KILLING ME』に入れて、ディスコに乗り切れない大人のメンタリティーを上手に表現している。

・ライヴに関する質問4
リスナーからの質問で「難波さんが弾いてるグランドピアノは会場備え付けのものですか? それとも今回のツアーで持ち回ってるものなんですか?」。
「グランドピアノを持ち回っている人なんて誰もいません。坂本(龍一)くんぐらいですかね、あとはホロヴィッツとかですね。あとは全部その会館のピアノです。今、あの生ピアノを使うミュージシャン、ホントに減っているのでですね、生ピアノそこにあるのにシンセ・ピアノしか弾かない人ばっかりなので、ピアノが弾かれないのでですね、ホールによってはものすごくピアノがチューニングが狂ったりしますので、生ピアノを弾くミュージシャンはみんな苦労してます。ホール・ライヴというのが減ってる上に生ピアノが利用されないというですね、このまま行くとホールでピアノができなくなるという危機感が、みんなここ数年ありますので、みなさん生ピアノを弾いてください(笑)」とタツローさん。

・ライヴに関する質問5
リスナーからの質問で「追加公演というのはどうやって決められるのですか? またステージに何もない状態からセットや楽器を設置するのにどれくらい時間がかかるのでしょうか?」。
追加公演は完全に気分だとか。東京は今回少なかったのでチケット発売でパニックになり3本増やしたが、ラストの八戸は全く気分で決めたとか。あんまりやってないとか、このあいだやってよかったところとか、上田市も映画『サマーウォーズ』の舞台だったので候補に挙がり、最後まで八戸と競ったそうだ。ステージのセッティングは、設営は午前9時から午後2時ぐらいまでかかって設営し、リハーサル、照明のテスト、PAのテスト、バンドのリハーサルを行う。ばらしは終演後の午後9時40分くらいからはじまって早くて午後11時半から午前12時すぎまで、遅いときは夜中を回ってしまうそうだ。

・ダウンタウン
前倒し収録が続いたので紹介が遅れた作品。10月20日発売の坂本真綾さんのニューシングル『DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら』でシュガーベイブの「ダウンタウン」がカヴァーされている。アレンジは服部隆之さん。キーボードは難波弘之さんで、コーラスは三谷泰弘さん。「ふたりから聴きましたが、あのアレンジはすごいというですね。僕もそれで聴かしていただきましたが、(服部)隆之くん力が入ったやつでございましてですね。素晴らしいカヴァーになりました」とタツローさん。10月からはじまったTBS系のアニメ「それでも町は廻っている」のオープニング・テーマに使われている。
http://www.tbs.co.jp/anime/soremachi/

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
11月14日は、引き続き「棚からひとつかみ+リクエスト」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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