shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

John Wick Chapter 1-3

2021-03-06 | TV, 映画, サントラ etc
 今の職場に転勤してからちょうど1年になる。仲良くなった同僚とは趣味の話をして仕事のストレスを解消しているのだが、中でも席が隣りのNちゃんとは特にウマが合う。先日、アクション映画の話題で大いに盛り上がった時に “オススメの映画教えてよ。” と言うと “激しいアクション物が好きなら「ジョン・ウィック」がエエですよ。” と言われたので早速その日にゲオに寄って「ジョン・ウィック1」と「ジョン・ウィック2」を借りて帰った。私は映画に関してはアクション物しか観ない人間で、洋画なら「スター・ウォーズ」や「スター・トレック」のようなSF物と「007」や「ミッション・インポッシブル」シリーズのようなスパイ物、邦画は任侠ヤクザVシネ一本やりだ。要するに “ドンパチ” が大好きなんである。
 そんな私にとって「ジョン・ウィック」はまさに “どストライク” の映画だった。引退した伝説の殺し屋がロシアンマフィアのボスのバカ息子に車を盗まれ愛犬を惨殺されたことにブチ切れ、復讐鬼と化して親父のマフィア組織そのものまで壊滅させてしまうという単純明快なストーリーなのだが、小難しいコンセプトなど一切なく、とにかく全編銃撃シーンのオンパレード! 私はこれまでこれほど銃をぶっ放しまくる映画を観たことがない(笑)
 主演のキアヌ・リーブスは映画「マトリックス」のネオのイメージしかなったが、この「ジョン・ウィック」はまさにハマリ役と言ってよく、殺人マシーンと化して華麗なガンさばきで敵を次から次へと撃ち殺していく姿がめちゃくちゃカッコイイ(^o^)丿 弾をブチ込んでダウンした相手の眉間にトドメの一撃を入れるところなんかもうたまらんたまらん(≧▽≦)
John Wick Club Scene full scene

John Wick (8/10) Movie CLIP - John Gets Revenge (2014) HD


 「ジョン・ウィック1」でロシアンマフィアを壊滅させたジョン・ウィックが「ジョン・ウィック2」で戦う相手はイタリアンマフィアだ。自分を利用した挙句裏切ったマフィアのボスに700万ドルの懸賞金をかけられて追われる立場となったジョン・ウィックが逆にそのボスを追い詰めていって最後に一発で仕留めるという胸アツな展開が痛快そのものだ。
ジョン・ウィックチャプター2美術館での無双シーン


 それと、「ジョン・ウィック」を語る上で欠かせないのが「エンピツ」だ。ロシアンマフィアのボスが “ある時奴はバーで3人を殺した... たった1本のエンピツでだ... 誰にそんなマネができる?” とジョン・ウィックの恐ろしさを語るシーンが「1」にも「2」にもあったが、「2」の後半には駅の構内で自分を襲ってきた敵をエンピツを使って返り討ちにするシーンがあり、私的には血湧き肉躍るフェイヴァリット・シーンの一つになっている。
John Wick: Chapter 2 (2017) - Pencil Kill Scene (6/10) | Movieclips

John Wick: Chapter 2 (2017) - With a Pencil Scene (1/10) | Movieclips


 こうして私はすっかり「ジョン・ウィック」にハマったわけだが、ラッキーなことにたまたまその翌日にスター・チャンネルで「ジョン・ウィック・チャプター3 ~パラべラム~」をやっており、2日間で「ジョン・ウィック」シリーズを3本一気に観るることができた(^.^)  この「チャプター3」も基本的には「1」「2」の路線を踏襲した “大ドンパチ大会” なのだが、銃火器だけでなくナイフやカンフーを使った戦闘のヴァリエーションがより多彩になっており(←図書館で本を使って敵を殺すシーンまであった...)、この手のアクション物が好きな人間にとってはたまらん映画なんである。個人的に面白かったのは馬や犬(←助演のハル・ベリーが超カッコイイ!)といった動物までも操って敵を倒すところで、特にホース・キックを受けた敵が吹っ飛ぶシーンには大笑いしてしまった。
"He shot my dog, - I get it." scene (John Wick Chapter 3 - Parabellum)

John Wick: Chapter 3 - Parabellum (2019) - Horse Stable Fight Scene (2/12) | Movieclips


 この「ジョン・ウィック」シリーズでもう一つ私が気に入っているのがシンプルでありながらパンチの効いたセリフの妙である。例えば倒された相手が今わの際にジョンに向かって言う “Be seeing you.” という言葉(←I'll be seeng you.の省略形)。吹替えでは直訳っぽく “また会おう” となっていたが、死にゆく者、しかも裏社会に生きる同業者の言葉という点を鑑みれば “地獄で会おうぜ” に近いだろう。これは「1」のロシアンマフィアのボス、「2」のイタリアンマフィアの女用心棒の死に際のシーンで出てくるが、他にも度々登場するお気に入りのセリフなので、仕事終わりでオフィスを出る時にNちゃんに “ビー・シーンニュ!” と声をかけて帰るようになった(笑)
 それと、敵が送り込んできた武装グループとの戦闘の前にコンチネンタル・ホテルの支配人ウィンストンとジョンの間で交わされた会話 “What do you need?(何が必要かな?)--- Guns. Lots of guns.(銃だ。それも大量の。)” は映画「マトリックス」でのタンクとネオのやり取りと全く同じだったのにもニヤリとさせられた。このシリーズの脚本はこういう遊び心が随所に見られて実に楽しい。
 この他にも相手のセリフをおうむ返しに繰り返したり、マフィアがめったやたらに fuckin' を多用したり(笑)とか、とにかくセリフ回しがめちゃくちゃ面白い。残念なことに日本盤のブルーレイにもDVDにも英語字幕が入っていないので輸入盤を購入しようとアマゾンで探してみると、ラッキーなことにシリーズ3作品のブルーレイとDVDをセットにした6枚組を発見。これで3,900円なら安いものだ。DVDはリージョン1でそのままでは観れないので(←リージョンってホンマに鬱陶しいシステムやわ... 考えたヤツは地獄へ落ちろ!!!)リージョン・コードを外してDVD-Rに焼く必要があるし、ブルーレイも何故か読み込みにめっちゃ時間がかかるのだが、それさえ我慢すれば史上最強のガンアクション映画3部作を激安で手に入れられるのだからエエ買い物をしたと喜んでいる。来年5月に公開予定の「ジョン・ウィック4」が今から楽しみでしかたがない(^o^)丿
John Wick: Chapter 3 - Parabellum (2019) Official BTS “Training for John Wick” – Keanu Reeves