shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Out There US Tour 2014 - Live in Kansas City Film - / Paul McCartney

2015-04-19 | Paul McCartney
 待ちに待ったポール大阪公演があさってに迫ってきた。風邪はもうすっかり治ったし、今回は丸1日有休を取ったので準備万端という感じで、あとはポールが万全の体調で来日してくれることを祈るのみ。4月に入ってから目が回るくらい忙しかった仕事の方もようやく一段落し、最近は前回のポール来日公演のDVDを取っ替え引っ替え観まくる日だ。
 ポールのアウト・ゼア・ツアーのブート盤で私が持っているのはほとんどが2013年のもので、昨年の来日公演中止以降のものはキャンドルスティック・パーク公演やサン・パウロ公演など、数えるほどしかない。しかし通販でよく利用しているブート屋Kentが今回の来日に合わせて期間限定で Empress Valley レーベルの “2014ポールUSツアー・シリーズ” のCDとDVDの大幅値下げキャンペーンをやっているのを知り、いてもたってもいられなくなった。
 このシリーズは去年の7月に行われたポール復活直後のUSツアーから 7/9シカゴ公演、7/12ファーゴ公演、7/14リンカーン公演、7/16カンザスシティ公演の模様を日本のブート・レーベルであるEmpress Valley のスタッフがはるばるアメリカまで遠征して収録してきたもので、去年の秋にリリースされた時は “おおっ!” と色めきたったが、1公演につきCDが6,800円でBD-R&DVDのセットが9,800円というボッタクリ価格に二の足を踏んで購入を見送っていたのだ。いくら他レーベルに比べて音質が少々優れていようともCDに6,800円というのは決して安くはないし、同内容のBD-RとDVDをセットにして9,800円という抱き合わせ販売的な売り方にはどうしても抵抗を覚えてしまう。そもそも同内容のライヴをブルーレイとDVDの両方で欲しいファンなんているのだろうか?
 そんなこんなで心の片隅で気にしながらも一旦はスルーしたポールの2014 US公演関連のブート盤が、6,800円のCDも9,800円のDVDも期間限定ながら3,800円で買えるというのだからこれはエライコッチャである。無意味な帯を付けたり不要なDVDを付けたりして値段を釣り上げるこのレーベルの売り方は大嫌いだが、商品そのもののクオリティは抜群に高いからだ。で、上記4公演のうちどれを買うかだが、1つ選ぶとすればやはり他公演では聴けないご当地ソング「カンザス・シティ」を演っている7/16カンザスシティ公演がいい。で、CDもDVDも同価格とくれば当然映像付きのブルーレイ盤をチョイス。車の中で聴きたければCDレコーダーにつないで音声だけを取り出してCD-R化すればいいだけの話だ。
 届いた商品をチェックしてみたところ、予想通りブルーレイの非圧縮映像はめちゃくちゃ綺麗で、当然ながらこれを見た後でDVDを見るとその差は歴然。別々に売ってその分値段を安くしてくれればいいのに...(>_<)  シューティング・ポジションはアリーナ中央のそれもかなり前の方という理想的なもので、手ブレもほぼ皆無という安定感抜群の撮影も相まって、アウト・ゼア・ツアーのオーディエンス・ショットとしては私の知る限りでは最高の作品に仕上がっている。
 ただ残念だったのはアンコールの「デイ・トリッパー」あたりから画面の左半分ほどが前の観客(←めっちゃ背の高いメガネのオッサン)に遮られがちになることで、楽しみにしていた「カンザス・シティ」なんかそのオッサンの頭の影から時々ポールがチラチラ見えるという有様(*_*)  「イエスタデイ」や「ヘルター・スケルター」なんかもう、そのオッサンの頭が邪魔で邪魔でポールがほとんど見えない。又、メッセージ・ボードを掲げる連中も後ろの観客からしたら迷惑以外の何物でもない。あさっては京セラドームのアリーナ席初体験なのだが、果たしてどーなることやら...(-。-)y-゜゜゜
 それと、コピー業者対策なのだろうが、画面右上に大きくEVSDの文字がデカデカと(←ヴァイオリン・ベースと同じくらいの大きさですぜ!!!)映し出されているというのもめっちゃウザい。去年購入した東京ドームのヤツは確か左下に小さく例のロゴが映っていただけだったので、これは改悪そのものではないか。EVSDの映像作品はそのうち画面中央にロゴを出すようになるかもしれない(笑)
 音質面はもう完璧と言ってもいい素晴らしさで、不快な奇声も一切なく、サウンドボード録音と間違えるくらいのクリアーでド迫力なサウンドが炸裂(≧▽≦) いや~、これはホンマに凄いですわ。これなら音だけでも3,800円払う価値は十分にあると思う。
 ステージ進行に関してはほとんど日本公演と変わらないが、オープニングでポールが着ているジャケットがライトグレーだったりとか、日本公演とは違うMCネタだとか(←ロシアの政府高官から “We've learned English from Beatles' records... Hello, Goodbye.” って言われたっていうエピソードがめっちゃウケてた...)、ファンとしては見所聴き所が満載だ。
 4月に入ってから考えることと言えば今回のポール公演がどんな内容になるのかという妄想ばかり(笑) オープニングはやっぱり「エイト・デイズ・ア・ウイーク」~「セイヴ・アス」のままか、それとも「マジカル・ミステリー・ツアー」~「ジュニアズ・ファーム」あたりに変えてくるのかな? 「ジェット」や「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」あたりはセットインするのかな? 今回は武道館に因んで「シーズ・ア・ウーマン」や「アイム・ダウン」とかを演ってくれるのかな? 今回はどんな大阪弁を披露してくれるのかな?...etc。 あと2日でそれらの答えが出るワケだが、たとえ前回公演と全く同じセトリであっても私は全く驚かないし何の不満もない。 “マタ アイマショウ!!!” という約束を果たしに大阪まで来てくれるポールに会えるだけで私は十分幸せだ(^.^)
Paul McCartney Eight Days a Week Sprint Center Kansas City 7/16/2014

Paul McCartney - Kansas City and I Saw her Standing There 07/16/2014 @ Sprint Center Kansas City MO


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