今回のポール日本公演の最大の関心事はやはりそのセットリストだろう。まぁ前回来日時と同じタイトルを冠したアウト・ゼア・ツアーということで、セトリの変更は数曲あるかないか程度のはず。例えば2013年8月のゴールデンゲート・パークと2014年8月のキャンドルスティック・パークという同じサンフランシスコでのコンサートのセトリを比較してみても変更は5曲のみで、オープニング・ナンバーも1年前と全く同じ「エイト・デイズ・ア・ウイーク」だった。問題なのは、基本的には37曲中30曲以上がその曲順も含めて不変の、まさに鉄板と言える “アウト・ゼア・セトリ” の中からどの曲が落ちて、どの曲が入るかということだ。
特にコンサートのオープニング・ナンバーというのは例えるならレコードのジャケットみたいなもので、たとえ中身、すなわち残りの曲がまったく同じであってもコンサートが違う曲でスタートすればそれだけで全体の印象が変わってくる。だから日本中のポール・ファンは1曲目にどの曲を持って来るかをあれこれ予想しながら今回の公演を迎えたワケだが、私の知る限りではネット上のファンの声としては “1曲目は「エイト・デイズ・ア・ウイーク」以外がいいな...” という空気が充満していた。
それにしても何と不憫な「エイト・デイズ・ア・ウイーク」... 前回の来日公演が後世に語り継がれるぐらいの大成功を収めた伝説的コンサートとなり、たまたまそのオープニング・ナンバーだったというだけでニュースにスカパーにブート盤にと色んな所に駆り出されて目のまわるような強制労働を強いられた挙句、今度は露出過多のために飽きられてしまったという感じ。「エイト・デイズ・ア・ウイーク」自体に罪は無い。
しかしかく言う私もオープニング・ナンバー予想としては「マジカル・ミステリー・ツアー」と「エイト・デイズ・ア・ウイーク」が6対4で、内心は前回聴けなかった「マジカル・ミステリー・ツアー」がいいな... と思っていた。ごめんね、「エイト・デイズ・ア・ウイーク」m(__)m
で、話は4・21京セラドームへと飛ぶ。大歓声の中、ブルーグレーのジャケットを着たポールがオーディエンスに手を振りながらステージに登場、 “うわぁ、1年半ぶりの生ポールやぁ... ク~ッ、タマラン(≧▽≦)” と大コーフンしている私の耳に飛び込んできたイントロは「マジカル・ミステリー・ツアー」!!! う~ん、やっぱりそうきたか... と納得のオープニング・ナンバーである。バックの巨大スクリーンの映像もサイケでポップでめっちゃエエ感じだ。
Paul McCartney - Magical Mystery Tour at Osaka Dome 2015
2曲目は前回と同じ「セイヴ・アス」。「マジカル・ミステリー・ツアー」と同じイケイケのアッパー系チューンということで曲の流れとしては今回の方が良い感じ。ノリノリの「セイヴ・アス」が終わり、“マイド、オーサーカ! カエッテ キタヨ!” “コンバン マタ ニホンゴ ガンバリマス!” とサービス精神溢れるMCで大喝采を浴びるポール。私も含め、ファンはこういうお茶目なポールを愛しているのだ。
続く3曲目は何と「キャント・バイ・ミー・ラヴ」だ!!! 実を言うと今回新たにセット・インした5曲の中で唯一全く予想していなかったのが他でもないこの曲で、ニホンゴMCの次は「オール・マイ・ラヴィング」がくるな、と思っていたので完全に意表を突かれてしまった形なのだが、1,2曲目に続く疾走系チューン3連発に我を忘れて歌い、踊り狂う私(笑) まだ3曲目だというのに私のテンションはもうMAX状態だ(^o^)丿
Can't Buy Me Love /Paul McCartney Live in Osaka Japan 2015.4.21 ポール・マッカートニー 大阪
続く4曲目は「あの娘におせっかい」に変わって「ジェット」だ。これは完全に予想通りで、前回の6公演中東京2日目にだけセット・インしていたこの曲は、セトリ代替曲の最有力候補として絶対に来ると思っていたのだ。私は「ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ~ジェット」の “神メドレー” が死ぬほど好きなので、今回ついに生「ジェット」が聴けただけでもう大満足。それにしてもオープニングから最初の4曲のうち3曲までもが前回と違う曲というのは予想だにしなかったが、このあたりにも日本のファンに喜んでもらおうというポールの心意気が表れているように思う。 (つづく)
ポールマッカートニー 京セラ 2015・4・21② JET
特にコンサートのオープニング・ナンバーというのは例えるならレコードのジャケットみたいなもので、たとえ中身、すなわち残りの曲がまったく同じであってもコンサートが違う曲でスタートすればそれだけで全体の印象が変わってくる。だから日本中のポール・ファンは1曲目にどの曲を持って来るかをあれこれ予想しながら今回の公演を迎えたワケだが、私の知る限りではネット上のファンの声としては “1曲目は「エイト・デイズ・ア・ウイーク」以外がいいな...” という空気が充満していた。
それにしても何と不憫な「エイト・デイズ・ア・ウイーク」... 前回の来日公演が後世に語り継がれるぐらいの大成功を収めた伝説的コンサートとなり、たまたまそのオープニング・ナンバーだったというだけでニュースにスカパーにブート盤にと色んな所に駆り出されて目のまわるような強制労働を強いられた挙句、今度は露出過多のために飽きられてしまったという感じ。「エイト・デイズ・ア・ウイーク」自体に罪は無い。
しかしかく言う私もオープニング・ナンバー予想としては「マジカル・ミステリー・ツアー」と「エイト・デイズ・ア・ウイーク」が6対4で、内心は前回聴けなかった「マジカル・ミステリー・ツアー」がいいな... と思っていた。ごめんね、「エイト・デイズ・ア・ウイーク」m(__)m
で、話は4・21京セラドームへと飛ぶ。大歓声の中、ブルーグレーのジャケットを着たポールがオーディエンスに手を振りながらステージに登場、 “うわぁ、1年半ぶりの生ポールやぁ... ク~ッ、タマラン(≧▽≦)” と大コーフンしている私の耳に飛び込んできたイントロは「マジカル・ミステリー・ツアー」!!! う~ん、やっぱりそうきたか... と納得のオープニング・ナンバーである。バックの巨大スクリーンの映像もサイケでポップでめっちゃエエ感じだ。
Paul McCartney - Magical Mystery Tour at Osaka Dome 2015
2曲目は前回と同じ「セイヴ・アス」。「マジカル・ミステリー・ツアー」と同じイケイケのアッパー系チューンということで曲の流れとしては今回の方が良い感じ。ノリノリの「セイヴ・アス」が終わり、“マイド、オーサーカ! カエッテ キタヨ!” “コンバン マタ ニホンゴ ガンバリマス!” とサービス精神溢れるMCで大喝采を浴びるポール。私も含め、ファンはこういうお茶目なポールを愛しているのだ。
続く3曲目は何と「キャント・バイ・ミー・ラヴ」だ!!! 実を言うと今回新たにセット・インした5曲の中で唯一全く予想していなかったのが他でもないこの曲で、ニホンゴMCの次は「オール・マイ・ラヴィング」がくるな、と思っていたので完全に意表を突かれてしまった形なのだが、1,2曲目に続く疾走系チューン3連発に我を忘れて歌い、踊り狂う私(笑) まだ3曲目だというのに私のテンションはもうMAX状態だ(^o^)丿
Can't Buy Me Love /Paul McCartney Live in Osaka Japan 2015.4.21 ポール・マッカートニー 大阪
続く4曲目は「あの娘におせっかい」に変わって「ジェット」だ。これは完全に予想通りで、前回の6公演中東京2日目にだけセット・インしていたこの曲は、セトリ代替曲の最有力候補として絶対に来ると思っていたのだ。私は「ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショウ~ジェット」の “神メドレー” が死ぬほど好きなので、今回ついに生「ジェット」が聴けただけでもう大満足。それにしてもオープニングから最初の4曲のうち3曲までもが前回と違う曲というのは予想だにしなかったが、このあたりにも日本のファンに喜んでもらおうというポールの心意気が表れているように思う。 (つづく)
ポールマッカートニー 京セラ 2015・4・21② JET