shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

The Beatles and the Great Concert at SHEA (Pt. 1)

2009-11-25 | The Beatles
 以前このブログでシェア・スタジアムの旧音源ライブ(←要するにスタジオでオーヴァーダブしたヤツです)の DVD-R 盤を取り上げた時に、新発掘音源ヴァージョンのプレス盤をぜひ手に入れたいと書いたが、その後めでたく入手できたので、早速レポート。
 この “シェア新音源” は元々2年ほど前に Yellow Dog 系の His Master’s Choice (←His Master’s Voice のパロディ?)というレーベルからハードカヴァー仕様の2枚組CD(何と20ページのブックレット付!)で出されたものをベースにしたコピー盤が色々と出回っており、今回私が購入したのもジャケット・デザインの構図や色使いが YD にソックリで使われている写真だけが微妙に違うというもの(もちろん黄色い犬はいません...笑)で、 YD の CD 2枚に加え、当時 Darthdisc というレーベルからリリースされた綺麗なシェア・ライブ映像にその新発掘音源をシンクロさせた最新ヴァージョンを収録した超スグレモノ DVD が付いた 2CD+1DVD のプレス盤。いつ聴けなく(or 見れなく)なるかワカランような怪しい -R 盤とは違い、銀盤というだけで何となく安心感がある。しかしこの DVD 、ジャケットにもどこにもレーベル名は一切なしというのがやっぱり怪しい。まぁ怪しくないブートレッグなんてあり得ないのだが、多分日本のブートレガーが台湾あたりでプレスさせて作っているのだろう。帯も付いてたし...笑。
 オリジナルの YD 2枚組CD や misterclaudel というレーベルから出た似たような CD+DVD 3点セット(こっちは新音源は音声 CD のみ)がかなり高額で手も足も出なかったので、今回その流通価格の 1/3 の値段でプレス盤を買えたのは超ラッキーだった(^o^)丿 最近見つけたこの iOffer という商品売買コミュニティー・サイト、eBay とは違ってまだ FBI の取り締まりが緩いのか、結構な数のブートレッグが出品されており重宝している。取り引き相手は海外のセラーが中心だが、サイトは自動で日本語に変換される(変な直訳が多いけど...)のでめっちゃ使いやすいし、値引き交渉がヤフオクや eBay に比べてやりやすいのも嬉しい。
 話をシェア・スタジアム盤に戻そう。盤の構成は CD1が “ライン・レコーディング”、つまりオーヴァーダブetc で手が加えられていない純正サウンドボード音源で、ビートルズの演奏(12曲)に加えてキング・カーティスやブレンダ・ハロウェイといった前座の演奏(←聴かへんけど...)も入っている。CD2には前座のサウンズ・インコーポレイテッドの生音源の後にビートルズの“オリジナル 1966 BBC サウンドトラック”、つまり昔からずーっとシェアの音として馴染んできた、オーヴァーダブ音源(10曲)が入っており、更にオマケとしてライブ会場で大盛り上がりのファンたちのインタビューも収録されている。私はこれらの CD2枚のうちビートルズ演奏分だけを1枚の CD-R に焼いて楽しんでいる。
 DVD は前半に従来音源、後半に新音源がそれぞれ綺麗な映像とセットで楽しめるのだ。この米 ABC テレビの 35mm 放送マスターからダイレクトにデジタル・トランスファーされたという映像は、私が持っていた旧 DVD–R 盤の映像(こちらは1966年に英 BBC で放送されたものらしい...)に比べてめちゃくちゃキレイだし、コレを超えるにはアップルが本気出してオフィシャル決定版を出さない限り無理だろう。まぁ「アンソロジー」で半分使っちゃってるので当分あり得ないとは思うが...(>_<) とにかくブートでこれならお釣りがきそうな画質の良さだ。音質比較インプレッションはパート2で...(つづく)

Shea Stadium I Feel Fine (Raw)