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shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

スター・ウォーズの私的神曲特集

2023-05-04 | Star Wars
 私は大のスター・ウォーズ・ファンで、当然ながらサントラ盤はエピソード1から6まで全て持っているが、さすがにCD1枚丸ごと聴き通すなんてことは滅多にやらない。どの盤もオーケストラによる演奏が大半を占めているので、所々に例のテーマ・メロディーの断片が現れては消え、消えては現れるとはいえ、クラシック調のサウンドにすぐに飽きてしまうからだ。だから各アルバムからお気に入りのアップ・テンポなナンバーをピックアップし、曲間には映画の名シーンの音源を挿入した「自家製スター・ウォーズ」CD-Rを作って楽しんでいる。今日5月4日は “スター・ウォーズの日” ということで、数あるスター・ウォーズの名曲の中でも私が “神曲” と考える3曲について書こうと思う。

①Duel of the Fates (from Episode 1 "The Phantom Menace")
 まずはエピソード1「ファントム・メナス」の中で最大の見どころと言えるクワイガン&オビワン vs ダース・モールのライトセイバー・デュエルのバックに流れた「Duel of the Fates」である。時系列で言うと先に公開されたエピソード4~6のライトセイバー戦(ベイダー vs 老オビワン、そしてルーク vs ベイダー)はこのようなスピーディーな展開のデュエルではなかったので、エピソード1でこの2対1の戦いを初めて見た時は大コーフンしたものだ。とにかくこの曲、単純なメロディーの繰り返しに絶妙な強弱をつけながら聴く者の魂を奮い立たせるようなオーケストレイションが怖いぐらいに映像とバッチリ合っている。血湧き肉躍るという表現がピッタリな1曲だ。
Star Wars: The Phantom Menace (Episode I) - Obi-Wan & Qui-Gon vs Darth Maul 4K


②Battle of the Heroes (from Episode 3 "Revenge Of The Sith")
 私が「スター・ウォーズ」の大ファンだと言うと必ず訊かれるのが “どのエピソードが一番好き?” という質問である。ディズニーに買収されて以降は論外として、エピソード1から6まではみんな大好きなので私にとっては答えに窮する質問なのだが、やっぱりエピソード3の「シスの復讐」が一番好きな気がする。極論すれば、私にとってのスター・ウォーズとはすなわちアナキン・スカイウォーカーであり、ダース・ベイダーであるので、アナキンの闇墜ちをこれ以上ないくらいリアルに描いた「シスの復讐」が最高なのだ。そしてそのクライマックスといえるアナキン vs オビワンのムスタファ―の戦いのバックに流れるのがこの「Battle of the Heroes」。いやぁ、ホンマにカッコエエ曲やなぁと感心するしかない名曲名演である(≧▽≦)  尚、CDにはボーナス・トラックとしてこの曲の “セリフ入りヴァージョン” が入っており、それがまた絶妙な編集でセリフと曲とが融合しているので、ファンの人は是非一度聴いてみて下さいな。
Star Wars: Revenge of the Sith - Obi Wan vs Anakin Fight Part 1 4k

Star Wars: Revenge of the Sith - Obi Wan vs Anakin Fight Part 2 4k


③The Imperial March (from Episode 5 "The Empire Strikes Back")
 何やかんやでスター・ウォーズのサントラ盤は1,3,5という奇数エピソードの盤の出来が良い。楽曲のクオリティーが偶数エピソード盤よりも高いのだ。そしてそんな中でも断トツの名曲名演が「The Imperial March」、すなわち言わずと知れた“ダース・ベイダーのテーマ” である。根っからのロック/ポップス・ファンである私はクラシックの楽器というのはどうも苦手なのだが、この曲に関してはもう参りましたという他ないカッコ良さで、全ての楽器が “これしかない!” という完璧なアレンジを施されてこの稀代の名曲を演奏している。特にイントロの弦楽器の力強い響きは私の中ではビートルズの「Eleanor Rigby」と双璧と言ってもいいくらいだ。とにかく重厚なアンサンブルが生み出す凄味は圧巻の一言で、ズシリ、ズシリとまさに帝国軍の行進のようにズンズン響いてくる。これはもうスター・ウォーズ史上、いや映画サントラ史上最高の1曲ではないか。これ以上の名曲名演があったら教えを乞いたいものだ。
The Imperial March played by the Vienna Philharmonic Orchestra


【おまけ】デュッセルドルフ国際空港にダース・ベイダーが降臨し空港内を闊歩するというこの動画、随所にちりばめられたユーモアのセンスにニヤリとさせられること間違いなし。ライトセイバーをテーブルの上に置き、脚を組んで新聞を読むベイダー卿がめっちゃシュールだ。
"Darth Vader" am Flughafen Düsseldorf
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