津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

■祖父の雅号と父の花押?

2024-05-12 06:38:06 | 徒然

 昭和27年の熊本大水害では、我が家は鴨居ぎりぎりくらいまで浸水したから、ほとんどの家財が水損もしかは流失してしまった。
わずかに残ったのはお位牌その他先祖附などが、天袋に入って助かった。
それゆえ、祖父や曽祖父の書なども無くなってしまった。
空襲の時は隣家が焼夷弾の被害を受けたが類焼は免れ火災の経験はない。
火災・水害でまたは地震・津波などで思い出をなくされた方々が多く居られ御同情申し上げる。
その後、親類から写真や祖父の書などが送られてきて、是がわずかに残されている。
祖父の書というのは掛け軸で「至誠」と書かれている。そして「羊我」という祖父の号と思われるものが記されているが、印はない。
羊我を縦書きにすると「義」という字になる。祖父の名前の一文字である。
見たときすぐ判って、思わず「ふっ」と笑ってしまった。
水害に遭遇したのは私が6年生の頃だが、流失した亡父の蔵書数百冊も流失したが、そんな本の中に父のサインなのか花押なのか判らないが記されていたのを思い出す。
これも同様名前の一文字「義」をアレンジしたもののように思うが、小6の幼い記憶力は残念ながらその残像が薄れてしまって定かではない。

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