津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■史談会資料作成中

2019-09-20 06:09:12 | 熊本史談会

 明日の史談会では、「細川藩政下の落書(らくしょ)が語ること」をお話する。
出典は上妻文庫の「肥後諷刺文学」である。上妻博之先生が多くの資料から抜粋収集し、書写されたものが、1巻・318頁、2巻・292頁、3巻・292頁という膨大な量が納められている。
いわゆる落書というものは庶民の鬱憤のはけ口であり、口汚く個人を攻撃するものが非常に多いことが判る。
それらを避けながら第1巻から抜粋してみたが、318頁に及ぶ大部ながら選択するとなると頭を悩ませた。          

                1、政治批判  細川家の仕置き             (米田家関係文書)
                2、 同上   地獄極楽御倹約覚書           (米田家関係・佐田家文書)
                3、 同上   家禄新知之儀慶安二年ゟ已後之儀被仰出候節之落書  (錦嚢移文・他)
                4、人物関係 ・郡織衛二男衛三郎松井典禮養子となるも、更に三渕志津馬に再養子となる。
                       ・田中左兵衛不行跡
                5、 同上   長岡助右衛門息女、尾藤助次郎に嫁ぐについて
                6、 同上  ・宇佐川和内、不義
                       ・前原氏会読の会にて刀を盗まる
                       ・坂根栄八、酔って江戸在勤中の久野氏留守宅に門違いにて入る
                7、事件関係   水足屏山死去・尾崎一乱
                8、 同上   三宅藤兵衛猟に行て変死
                  其の他     木村新吾屋移り
                9、 同上   某児小姓、主人の前で放屁し、一首残して出奔す

 2を除く文書の読み下しに10日ほどかかったが、昨晩ようやく完了。
今日は19頁に及ぶ原稿をコピーする作業で一日つぶれそうである。

 

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