津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読むー中公新書「言語の本質」

2024-08-08 06:23:09 | ご挨拶

                

 昨日の朝、この本をアマゾン・プライムで注文したら、夕方には届いて晩には少々斜め読みをしている。
この暑い中を書店まで出かけることもいらずありがたいことではある。

この著書は今年度の新書大賞1位に輝いた作品である。
古文書を読んでいると、時折「オノマトペ」が登場する。ほとんどが私的な文書と言っていい。打ち砕けた交流をうかがわせる文章になっている。
言葉の誕生とその進化、特にオノマトペについて相当のページ数を費やして構成されている。
楽しみに読んでいこうと思う。

 さて、妻が脳梗塞を起こして20日以上になるが、言語領域に梗塞が起こっているから、電話をしてくるととんでもないことを言い出して会話にならない。
身内はまだしも、他人様との会話が成り立つのかしらと大いに心配している。
失われた言語がどのくらいのものかは、退院後一緒に生活をする中で判ってくるのだろうが、「何を言ってる?」は禁語にしなければならない。
失われた代りに、それに代わって彼女の頭の中には、まったく違う言語体系が生まれているようだ。
昨日も「駐車場の車」と盛んに言う。よくよく聞いてみると彼女の部屋にある「キャスター」が付いた家具のことを言っているようだ。
その中にある何かを持ってきてほしいと言うのだが、話が全くかみ合わない。

そのうちに頭が疲れるらしく、「又かける」といって電話が切れる。
妻のことがあってこの本を購入したわけではないが、妻との会話が成り立たない現実を実感して大いに戸惑っている。

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