津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■お安く読むー中公新書「人類の起源」

2024-08-01 17:48:51 | 書籍・読書

               

 2023年度の新書大賞で2位になった本だが、古代DNAのゲノム解析という手法の確立により、人類の起源とネアンデルタールとホモサピエンスの関係や、その進化、遠い日本への旅やそのルートなどが判るのだという。
今日所用で出かけたついでに本屋さんによって購入したが、パラパラ読みの段階だが大変魅力的な著書である。
次世代シークエンサーの手法の確立によってもたらされるこのような成果は、これまで伝えられてきた日本の古代の縄文・弥生といった時代の常識が覆されることになる。
久しぶりに面白い本に出合った。

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■文字に格はなかろうが・・

2024-08-01 06:26:47 | ご挨拶

 文字自体に「格」はないだろうが、書状を提出する相手先により書畫が変わる。
これを文格というが、これも宝暦の改革の一端で、様々な「様」文字が十七通りある。
重賢公の仰出によるものらしいが、藩の外への文書はどうであったのかは判らない。
「様」と「殿」の区分けばかりではなく、なかなか面倒なことではあるが、古文書を読みながらはたしてこれが行きわたっていたのだろうかと首を傾げている。

                

 「様」と「殿」では、「様」が格上のように感じられるが、今では公文書は「様」になっている。
「殿」書きがなくなったのは、平成8年(1996)のころ「従来、公文書の名あて人に付ける敬称については、「殿」が多く用いられてきたが、その取扱いを下記のとおり定めたので、趣旨、敬称の使い方等を貴所属職員に周知徹底し、公文書の作成にあたっては遺憾のないよう取り計らわれたい。」という依命通達によるものである。
実施時期については「平成8年4月1日以降施行する文書から実施する。」とあるから、28年前に「殿」が公文書から消えた。

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