津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■肥後は武の国

2024-08-17 07:06:46 | 熊本

 松江藩の桃節山が熊本を訪れた際の報告書ともいえる「肥後見聞録」に面白い記述がある。
                   (昭和51年8月発行「桃節山没後百年記念-西遊日記・肥後見聞録」からp98下段)
肥後藩士・安井左平太が案内役を勤めているが、広島で銭湯に行こうという事になった。
銭湯とはいえ武士であるからには刀を手放す事は出来ない。安井が両刀をたばさむこともなかろうというので、節山も同意して小刀を差して外に出ると、安井はなんと大刀一本を腰にしていた。
節山はさすが武の国と云われることだと感心しているが、熊本に入り注意して眺めてみると、まさにその通りであることに感心している。

コメント
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