津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■薮三左衛門かこと (二)

2014-06-02 07:05:46 | 人物

         光尚公御代江戸にて薮三左衛門被参候へは其儘御逢被成三左今日隙ならは緩々と居語り可被申候御手前にて
         茶を振舞可申と御意被成三左衛門も忝かり御意にまかせ御茶も被下候て歸被申候刻御送被成偖々三左衛門は
         おしき者を 三齋の御出し被成候唯今にても歸参可仕ならは一萬石餘も可被下と御意被成候由同苗不白其時分
         御児小姓にて見申候男も如形能く偖又御茶被下候様子  三齋公御側に被召仕候と見へ申候様に御座候由不白
         被申候唯今小納戸役に薮七郎右衛門と御座候は三左衛門殿子孫と承候由十年程以前熊本ゟ紀州へ横山藤左
         衛門御番頭の時被参候歸候て承候紀州は御家老の外大名は跡へり候て被仰付け候に藤左衛門被参候刻も三
         千石迄は取不被申孫にて候様に被申候松平安藝守様御家も紀州様同然と承申候 

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