津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

富士見町細川邸

2009-06-23 13:01:48 | 徒然
 芥川龍之介には、細川家にかかわることを題材にした作品がいくつかある。
「糸女覚書」「或る日の大石内蔵助」、そして「金春会の隅田川」といった処だが、青空文庫のお世話になり親しんでいる。    www.aozora.gr.jp/index_pages/person879.html

その「金春会の隅田川」の冒頭は次のようなものである。

   『僕は或早春の夜、富士見町の細川侯の舞台へ金春会の能を見に出かけた』

 この富士見町の細川候というのがよく判らないのだが、細川護美のことではないのかと考えている。養嗣子となった護全が「麹町富士見小学校から学習院に転入」という明治廿三年(1890)の記録があるからだ。しかしこの作品の初出が、大正13年(1924)年3月というのが一寸気に成るのだが・・・

 (いろいろ調べている内に、「馬場孤蝶著、明治の東京」というサイトに遭遇、なかなか面白くはまってしまった)    http://www.j-texts.com/showa/mtokyo.html


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