津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川家家臣・薮田氏 

2008-04-05 17:54:34 | 歴史
 初代外記の父親は、大和郡山藩152、000石松平甲斐守(柳沢吉由)の家老、柳沢(本苗薮田氏)市正である。柳沢文庫のご教示によると【本名は藪田重守です。通称安房、後に市正と替えます。元禄元年柳澤家に仕え、正徳2年に柳沢姓を与えられ、享保10年隠居します。】とある。一代限り「柳沢」姓を頂戴したらしい。又、赤穂義士研究家のS氏のご教示によると、柳沢吉保に関する「源公実録」の編者だという。

 そんな人の子孫が、何故細川家家臣となったのか?
嫡子薮田外記は、宝永五年妙應院(綱利)様御代の召出だと先祖附は記している。五十人扶持、座配は着座で後には御知行八百石とある。市正・外記親子は「幕政と細川藩政をつなぐ意味で重要な人物であったようです。」とは、柳沢文庫からのご教示である。
福留真紀著『徳川将軍側近の研究』(校倉書房2006)を読むと一挙解決と行きそうだ。本の到来が待ち遠しい。

 先祖附を呼んでいるが、肥陽諸士鑑といささか食い違いがあるように思われる。又一つ頭の痛い問題の発生である。

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旦那様は80歳

2008-04-05 14:36:07 | 徒然
 熊本県立図書館の裏手は、水前寺公園から湧き出た清らかな水が、加勢川という一筋のながれとなって画津湖へと流れ込んでいる。散策道があり清らかな水は気持ちを洗い流してくれるようだ。数百メートル下ったあたりは、私の幼い頃の遊び場だった。

 桜の花を愛でる一組のご夫婦がベンチに腰をかけておられる。会釈をして前を通り過ぎようとすると、女性が「あのー」と声を掛けられた。振り返ると「大江小学校の・・」と言われる。「はい」と答え続く会話の中で小学校の同窓生である事が分かった。「良くお分かりになりましたね」と言うと、「私の事はお分かりですか」との返事。名前が浮かばないが「うさぎちゃん?」と言うと声高に笑いながら「Tです」。そうだ「Tさんだ」と走馬灯は逆回転して50数年前に遡ってしまった。お隣のご主人に「小学校の同級生ですよ」と話しておられる。軽く会釈をされて、「家内にはすまないと思いますよ、80歳の亭主ですから」と仰る。「同窓会でもあったら呼んでやってください。家内には若く活き活きと過ごして欲しいと思うのですが、今まで無理ばっかり言ってきましたから」「あんな笑い声は久しぶりに聞きましたよ」と仰る。10分ほどおしゃべり、当方サイトや歴史狂いの話しをすると、大変興味をもたれたらしく、近くのマンションに住んでいるのでぜひ遊びにきて欲しいとのお誘い。「うさぎちゃん」の渾名の由来をご主人に説明、「しらなかった、そうでしたか」と納得の笑顔。白い肌で少し頬骨が高くて目が大きくて・・・うさぎにそっくりな女の子だった。
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