「どくだみ」もカタバミに負けず劣らずで、至るところに根をのばしている。抜いても抜いても春になると芽をだしてくる。そして白い花が中々可愛い。思い立って一輪挿しにさして飾ってみた。匂いのする植物は、「茶花」としては使われることはないから、今までは飾った事もないのだが、大変清楚な感じがよい。
かって私は、二坪ほどの広さの畠が一面、白い花で覆われているのを見たことがある。この「どくだみ」は栽培されていたもののようだが、これはもう素晴らしい光景だった。ふと平清盛の「よもぎの庭」を思い出したのだが、案外古の人達も「どくだみの庭」を作っていたかもしれない。美しいと思う感覚が随分ずれを起こしているのに気づかされる。
かって私は、二坪ほどの広さの畠が一面、白い花で覆われているのを見たことがある。この「どくだみ」は栽培されていたもののようだが、これはもう素晴らしい光景だった。ふと平清盛の「よもぎの庭」を思い出したのだが、案外古の人達も「どくだみの庭」を作っていたかもしれない。美しいと思う感覚が随分ずれを起こしているのに気づかされる。