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小泉首相閉幕

2006-06-17 07:44:08 | Peace Cafe
5年に渡る小泉首相時代が終わろうとしている。01年、米百俵の幕開けで始まった、小泉時代は私達の暮らしに何を残したのだろう。

最後に出てきた、共謀罪、教育基本法改定案、になぜか熱心でなかった事はありがたかった。この不思議な感覚が小泉首相なのだろう。与党がこぞって押したところで、これは次の内閣の課題。こう決め付けたのだろう。一切見向きをしなかった。憲法改定についても、次の内閣が重要に成る。

イラク派兵、これが最も行った悪い事だった。日米安全保障条約の強化。米軍の再編へ日本の一体化。これではアメリカの大統領選挙に、日本人は投票する権利があると、言いたくなるほどの、対米依存体質。
そして憲法改定が、現実化した。

憲法改定はある意味、日本の平和主義を問う。と言う、積極的意義を見出すいい機会だと思う。日本国憲法が、実際にはないがしろにされ、空洞化して居ている現実は誰でも認めることだ。だから改定すべきだ。などという本末転倒の議論さえある。憲法すらないがしろにする国が、国際的に信頼されるわけが無い。これでは、日本の安全保障が成り立たず、アメリカ依存になるのも無理が無い。

日本の平和外交を日本人が選択できるのか。いい機会だと思う。もし、憲法を改定しない。9条を守ると選択した時には、自衛隊は廃止するという事のなるのだろうか。自民党、民主党に、そんな選択肢は無いのだろう。にもかかわらず、国民投票に進む事はできるのだろうか。

次には「格差社会」の蔓延。日銀の福井総裁の村上ファンド投資が最後に出てきた。日本人の拝金主義を、一層鮮明にした5年間でもあった。「お金を儲ける事は悪い事なんですか」村上氏の絶叫が耳に残る。0金利政策これが庶民に残した物は、生活苦だけ。一方、銀行をはじめとする大企業は恩恵を多大にこうむる。

基金を元に、運営されている文化団体は、活動停止状態に陥った。基金を食いつぶす以外活動できないという、最悪の状態が続いた。例えば絵画団体などでは、会の中心メンバーがなくなると、遺族が、数百万を寄付する事がある。ある意味香典返しのような意味もある。その寄付に基づき、名前のついた賞が造られる。しかし、以前なら、利息分程度の賞金をつけて、継続してゆく事ができたが、今は、基金がなくなるまでの間の賞と言うことになっている。

食料自給率40%の安定化。これこそ、米百俵でなかったか。苦しくても、守らなければ成らないものが、食糧の自給だ。食料が半分も自給できない国に、安全保障もありえるわけが無い。軍もアメリカ依存なら、食もアメリカ依存、こんな状態では、とても、自立した国家とはいえない。どうもプレスリーが好きなようだから、文化もアメリカ依存という事に成らなければいいが。







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