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カジノ汚職第一号秋元自民党衆議院議員

2019-12-27 04:08:06 | Peace Cafe


 カジノ汚職で逮捕者が出た。第一号にふさわしく、カジの委員長の自民党の秋元氏である。カジノ法案を強行採決した委員長である。腐ったアベ政権の膿がじわじわ出てきている。秋元議員は長年据え置かれたカジノ法案を委員長として強行採決した功績で、カジノ担当副大臣に昇進したらしい。そして逮捕である。

 贈賄容疑で逮捕されたのは、中国企業「500ドットコム」の顧問、紺野昌彦。同じく顧問で元沖縄県浦添市議の仲里勝憲。自称元副社長、ジェン・シー。それと秋元容疑者。500ドットコムは沖縄で講演会を企画し、秋元氏はそこで講演を行っている。沖縄もカジノはやらない方向になっている。

 秋元議員は17年12月、自民党の白須賀貴樹衆院議員や、同党の勝沼栄明元衆院議員らと、中国・深圳にある500ドットコム本社を訪問している。このあたりの人物も関わったようで、調査されている。カジノの開帳場所を5カ所からさらに増やそうと考えたと思われる。証拠が見つかるかどうか。

 カジノが始まる前から、担当副大臣の汚職が出てきたのである。今からでもカジノは止めなければならない。賭博の背景に潜む暗黒な事態が誰の目にも明確になっただろう。まだ間にあう。カジノなど、百害あって一利なしだ。文化国家日本としてふさわしくない賭博だ。自民党の衆議院議員の方々の中に,わずかでもまともな日本人がいるなら、何としても踏みとどまってもらいたい。

 秋元議員はパチンコ業界とのつながりで議員になったらしい。カジノに熱心なはずである。中国の賭博企業が日本のカジノに進出できるように、口効きをしていたと言うことらしい。北海道と沖縄が標的だったらしい。北海道や沖縄がカジノ事業から下りたためにこの問題が表面化させられた可能性が高い。ありそうと言う以上に無いはずが無い事件だ。まさに氷山の一角である。

 アメリカのカジノ経営者はトランプを通じてアベ氏に関係しているらしい。こっちは忖度方式で進めているのだろう。横浜とか大阪があやしい。維新の会はそもそもカジノ的な体質だ。お金が介在していないだけ、ややこしいことになっている。カジノのような虚業はこういう汚い動き方をするものだ。そもそも正義が存在しない分野だ。どんな汚い手を使おうとも金になれば勝ちの世界観。

 カジノには巨額な利権が存在する。この利権に群がる拝金主義者たちが、自分の利権のために裏でうごめかないわけが無い。横浜市長の突然の豹変とかたくなな態度はいかにも不自然な動き。大阪などはそもそも、アベ氏と連絡の上だろう。どこかに怪しい動きがないのか、疑いの眼で見るほかない。横浜市長がカジノ中止と言えない事情がすでにあるのかもしれない。

 カジノ誘致はお金のためだけである。カジノが来て、横浜市の青少年に良い影響などあるわけがない。賭博を健全な社会に必要なことだと考える人は居ないだろう。社会の倫理をゆがめる賭博が公認される。それでも背に腹は代えられないという、アベ政権の実の無い哀れな成長戦略の結果である。

 悪事はアクジを呼ぶ。日本にはパチンコ業界という、日本で一番の政治圧力団体がある。野田聖子議員はその中心の一人である。それでけでも野田氏のインチキがわかる。世界中にパチンコはない。カジノをどうしてもやるならば、パチンコを止めてからのことだ。

 パチンコは表面的には健全娯楽的な様相をして、どこにでも作られているが、実態は賭博である。違法行為が行われている。ここに法律の融通的解釈が行われている。こういう所が嫌らしくないか。

 観光産業を盛んにして行くことは日本の特長を生かした良い方向だと思う。スイスを見習うべきだ。スイスはカジノに頼らない観光立国である。スイスの清廉なイメージがスイス観光に結びついている。スイスの経済はヨーロッパでもトップレベルである。アベノミクスでカジノしか思いつかないアベ政権を日本の恥だと思う。

 日本の観光資源は日本の文化である。素晴らしい文化を確立すれば、自ずと人は来てくれる。カジノのような人間の暗黒部分を助長するものを作れば、長い目で見れば日本の魅力を衰退させることになる。悪貨は良貨を駆逐する。

 日本の観光は今成長産業である。それはアジアが経済的にユタカになった恩恵である。日本に来てくれるのだ。何も日本のおもてなし文化が好ましいからだろう。これは日本の過去の遺産である。大切にしなければ、消えて行くものだ。

 何千年と稲作を続けて、日本人の中に醸成されたものではないか。思いやるこころである。助け合う精神である。村落共同体の中で生きる性でもある。つらい側面も多かったわけだが、そこで作られた日本人の性根のようなものは、評価されるべきものでもある。

 こうした日本人の良さと共通のものは、東洋4000年の循環型農農業の中にもある。収奪的なヨーロッパ型農業では生まれないものだ。まして、プランテーション農業ではあり得ない文化なのだ。日本がいつまでもおもてなしの心を失わなければ、日本の観光産業は発展して行く。

 何故アベ政権はこういう日本の良さに気づかないのだろうか。アベ氏の考える、瑞穂の国本とは一体どんな国の事なのだろう。まさか拝金主義の国なのではないはずだろう。今は世界の一国主義に対して、こらえるときだ。ここで我慢しなければ日本が終わりになってしまう。

 何故一発逆転のカジノにしがみつくか問えば、選挙を通して議員は生まれるからではないか。選挙は賭博人間を造り出すのではないだろうか。常々、選挙を抱えて生きている内に、すでに疑似賭博中毒になっているのではないか。

 秋元議員の汚さをみると、そう思えてならない。清濁併せのむと言うが、濁りばかりの自民党なのだろうか。自民党の中にも、賭博はまずい、カジノはいらないと思う人が一人も居ないのだろうか。それほどに倫理を失った自民党なのだろうか。もし、本当にそうなら、もう日本はダメと考えるほかない。


 

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