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コロナ対策で政府は完全に失敗をした。何とかなるだろうという甘さで、先が読めていないためだ。菅氏によるとロックダウンした国でも感染は拡大したのだから、日本だけの失敗では無いと言うことらしい。自分が逃げたのは2歩だけだ。
世界では10歩も逃げてもダメな国だってある。ロックダウンしてないだけましだろうと言うのつもりと見える。総理大臣としての責任を放棄し、居直ってしまった。政府には最悪の想定をして、国民を守る義務がある。
ワクチンを充分に手当てできないことや、時間があっても医療環境を整えることが出来ないことなど、どう言い訳するのだろうか。何とかなるだろうという楽観主義がここまで感染拡大を引き起こしている。誰がやってもダメなのだから仕方がないでは国民が自粛するわけが無い。アベ氏、スガ氏とダメな総理大臣が続いたのだ。
政府がダメなために医療崩壊が起きている。首都圏一都三県の自宅療養者数は、約7万4千人 3万人もの人。入院できる人が5,6%の状況。すでに自宅で無くなられた方が全国で119人もいると出ていた。こんなことになると政府は予測して居なかった。
スガ氏は総理大臣なのだ。自分の言葉でコロナを切り抜ける希望の道を示す責任がある。政府は何の対応もしないままオリンピックに精一杯だった。この間に緊急医療センターをつくり、患者を収容する施設を準備する必要があっただろう。そうした能力が政府にはすでにない。たまらないのは医療関係者だろう。2年間もこの状態ではもう限界を越えている。
原因は経済優先が本音であって、感染したら自己責任というのが政府の考え。自分が悪いのだから、自宅療養してくださいというのが、本音に違いない。自助、共助、公助であって、先ずは自主避難である。感染しないように努力しろ、政府は何も出来ないのだからと言う事態である。まさに棄民状態。
世界でもかなりひどい無能政府状態と考えるほか無い。病気にならないように家に引きこもり、もし感染したら外に出ないように自宅療養である。日本には国民に行き渡る公助は無いというひどいことになったものだ。せめて、体育館でも、ホテル療養でも、準備できないものだろうか。
一切の原因は、先の読みが甘いと言うことに尽きる。オリンピックをやったっとしても何とかなるだろう。年寄にワクチンを打てば収まるだろう。ワクチンも日本には優先的にくれるかもしれない。政府はすべての読みを一番うまく行った場合考えていると見える。戦争末期の軍国日本と同じだ。
政府が行う予測は最悪の事態を想定して、それでも対応できる仕組みを考える必要がある。それが国の安全保障であろう。石垣市では国の安全保障は国の専権事項と言うことで、住民は口を挟めないと中山市長さんはおっしゃっている。
石垣島では、その中山市長はなんと、音楽フェスティバルを9月に開催するとぶち上げた、ワクチン接種が進みコロナ収束を祝うフェスティバルと言うことだったらしい。何という甘い予測をしたものか。結局の開催中止になった。そんなアマチョロイ状況では無いのだ。まったく科学性が無い。
石垣島の人でそこまで甘い予測をしたのは市長だけである。この人は甘いだけで無く、宴会好きである。また集団宴会に参加したのだ。今度は中山市長は豊年祭の打ち上げの飲み会で40人の宴会である。この人の頭はどうなっているのかとおもった。市長が宴会の場にいたら、宴会の中止を言うべきだろう。
市議会での言い訳が、石垣市は飲み会の自粛を要請していないので問題ないと答弁している。市長がそんな態度では示しがつかないだろう。充分感染対策をしていたので、問題ないとも言っている。言い訳にも成っていない。もう言うことが支離滅裂である。
驚くばかりのコロナ対応である。宮古島の選挙でキャバレーで夜中まで飲んでいた市長である。よほど酒好きなのだろう。この日は飲んでないと言うが、本当だろうか。こうして政治家は酒の席で選挙運動をしているわけだ。
中山市長は石垣島で感染拡大する直前に、政府に対して河野大臣に直接面談した。その時の自慢げな態度は自衛隊基地を誘致したと手柄顔だった。そして、石垣島を沖縄県の緊急事態宣言から外してくれと、直談判して日本一の笑いものになった。中山氏は今の事態をまったく予測する能力がないのだ。石垣市は25日5万人の人口で33人の感染者である。
コロナが収まるだろうと、根拠の無い楽観論にすがっているだけなのだ。だから、島に来る人をチェックする態勢などまったく準備しない。何しろ、ラジオ放送で石垣島への観光客の来島しないようにとの要請はしないのですか、と言う質問に対して、どうせ要請しても観光客はきてしまうので、来島自粛要請はしませんと答えている。何のこっちゃ。これが市長の態度か。
こんな愚かな市長はさすがに全国に数少ないことだろう。市長の本音は観光客にきて欲しいので、来島自粛は要請しないと観光客には聞こえるだろう。先をこれほど予測できない人が、何故石垣島の安全の為に、自衛隊基地の誘致をしたのだろう。中国の出方など予測する能力は完全にないとみなければならない。能力がないから国の専権事項には口を挟めないだけだ。
たぶん防衛省幹部との飲み会で、説得されたのだろう。市長さん、自衛隊基地は国の専権事項だから、石垣市長には関与できないと言っておけば良いから。と教えられたに違いない。そ言う言えば、今度はスーパーシティー構想に応募している。白保に富裕層の別荘を計画するらしい。これも自衛隊基地誘致のお礼を期待してのことのようだ。
この地域は以前飛行場建設と環境破壊の問題で、地域を分断してもめにもめた地域だ。白保地域に相談も、事前説明もないままにスーパーシティー構想に応募してしまった。まったく環境アセスなどやっていないのだ。もし国の認可が下りてしまったら、コレマタ問題化するに違いない。
ゴルフ場、別荘地と、市長の発想が観光開発業者のようだ。島の未来構想が開発業者と同じである。もうそれは違う。業者に食い物にされる観光開発は石垣島にはもう沢山だろう。50年前の石垣島を思い出す必要がある。50年後に価値のあるものは、富裕層の別荘地でも、自衛隊基地でも、ゴルフ場でも無い。
本当に価値あるものは、ありのままの石垣島を残すことが出来るかにかかっている。50年前の石垣島が、50年後に再現することが出来れば、他には類を見ない価値を持つこと間違いなしである。その中に人間の暮らしをどのような形織り込んで行くかが政治家の役目だ。
日本の方角が変わり始めている。今どういう歴史の分岐点にあるかを考え、未来の方角を定めなければならない。これだけ先が見えない政治家のひとたちには無理なことだ。政治家は経済に眼を曇らせているのだろう。既得権益勢力におもねっているのだろう。
政治とは離れて、自分たちの暮らしの可能性を構築するほか無い。食糧自給の暮らしである。何が人間の幸せであるのかその原点に戻ってみるほか無い。人間は一日1時間自給のために働けば、食料は確保できる。この原点にたてば、何も怖いものはない。
ダメな政府など無視をして、自分の暮らしの技術を高めることだ。保守的政治家が先が読めないのは、時代として文明の分岐点だから、過去の成功体験を引きづったものには、想定外の時代と言うことだ。政治家は選挙で選ばれるが故に、既得権益代表になりがちである。先が読めないのも当たり前かもしれない。