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のぼたん農園の整備が進んでいる。

2023-03-13 04:05:14 | 楽観農園

 機械小屋からの眺めである。見えているのが、前勢岳からフサキ岬である。毎日この美しい景色を見ながらの活動だから、楽しいはずだ。3月半ばではあるが、ほぼ真夏の強い陽射しが続いている。日焼けでヒリヒリする状態である。

 のぼたん農園はあしがら農の会の経験から生まれた。あしがら農の会は出来てから25年である。のぼたん農園は名蔵シーラ原での準備段階を入れて2年である。崎枝に移りまだ1年3ヶ月であるが、かなり急ピッチで整備が進んでいる。自分の持ち時間が限られているので、慌ただしく進めている。

 牧場の跡地だった場所が、今では田んぼが12枚。溜め池が5カ所となった。今年は前例のないほどの渇水が続いていて、昨日新たに一番下に溜め池を作った。その溜め池から、上の方にポンプで水を揚げる計画。4番、5番、9番、10番、11番には水が入れられるはずである。

 一番上の井戸が0番、1番、2番、3番、7番、8番の水をまかなうことになる。これで水不足が解消できるかも知れない。何とも嬉しい。福仲先生がここなら水が出るはずだと、ユンボで掘ってくれた。さすがの福仲先生だ。見立て通り、水がこんこんと湧いてきた。水脈を当てたと言うことになる。

 与那国島の天水田の経験は神業的なものだ。農業の総合力を目の当りにした。これで水に関しては一安心かも知れない。このようなに会が育ち、力を蓄えて行くと言うことは結局は人間である。農の会の時もそうだった。新しい人が加わるつど、会が成長した。

 石垣島ののぼたん農園でもこれからも様々な人が加わり、育って行くことだと思う。人が加わりやすい環境を作らなければならない。心地よい仲間の集団にしなければならない。それが私の役割だともう。居心地が良い仲間であれば、みんな楽しく未来を観ることが出来る。

 果樹を植え付けてから、1週間である。水遣りを続けているが、なんと根付いたようだ。もう少し水遣りを続ける。何しろこのところの渇水で土壌が極端に乾いてきている。朝1時間半はかかるので大変ではあるが、もうひと頑張りである。

 昨日名札を付けてくれた。名札があると水遣りをしていても楽しい。だんだんに難しい熱帯果樹の名前を覚えて行きそうだ。島バナナの木をイノシシが食べてしまった。大きくなってきたものを3本食べてしまった。全体を食べ尽くしたので、どうも枯れてしまったようだ。情けない。

 こんど、農場全体をワイアーメッシュで囲ってしまう予定だ。これが出来れば、農場全体が保護される。まだまだやらなければならないことが沢山ある。一つ一つ確実にこなさなければならない。当面は水牛の水場を安全に作り直す必要がある。

 門柱を移動した後もきちっと整備する必要がある。扉を10トン車が通れるくらいに、もう少し広げたい。溶接をして、水牛が出れない形にしなければならない。入口の門だから、見栄えも良くする必要がある。のぼたん農園の名前も付ける必要がある。

 トイレを作っている。ちゃんとした水洗トイレである。トイレの作り方を始めて知った。トイレと流しを作り始めたときに、なんとそうした仕事に詳しい、福田さんという方が来てくれたのだ。のぼたん農園に新しく参加した人が、なんと水回りの専門家で、色々教えてくれたのでほぼ完成まで進んだ。

 バイオガス発生装置が出来れば底に流すことが出来る。バイオガス装置もあと一息である。これが出来上がれば、ガスが使えるという上に、液肥ができると言うことになる。他にはない素晴らしいものになるはずだ。そうだ、ユンボがある間に、バイオガス装置の周辺の水の流れを直す必要があった。

 周辺部をもう少し平らにした方が作業もしやすいはずだ。そういうこともユンボが無ければどうにもならない。今回貸してもらっている間にユンボ仕事をもう少し進めたい。道路もユンボが行き来するだけで、大分安定してきた。道路に入れた石が、上手く踏み固められてきた。

 そういえば、果樹園の水の回し方の整備も、この機会にやらしてもらった方が良いだろう。雨が多くなれば、果樹のところが水浸しになる可能性がある。水没してしまえば、果樹が枯れてしまう。この機会に果樹園整備もしたい。排水を考えよう。ユンボは配送にかかる費用が大きい。だからこの機会にユンボがなければやれない仕事は終わらせたい。

 残る課題は下の田んぼの方に、日除けが必要だと言うことだ。夏になれば、下の方にいることが出来ない。風邪があれば夏でも気持ちが良いのだから、日除けの屋根がどうしても必要である。眺めの良い場所に、日陰のテラスのようなものを作りたい。

 ツリーハウスを作る計画もある。下にある大きなヤラブの木の上にツリーハウスを作り昼寝をする。これも何とか夏までには実現したい。材料は廃棄パレットである。農協に山積みされているので、随分もらってきた。そういえば、先日は中川さんが、ケーブルドラムをもらってきてくれた。何かに使えそうである。

 かまど作りが必要である。バーベキュウが出来るかまど。竈石はどこかで出るのだろうか。黒糖を煮詰めるかまど。燃やす材料はいくらでももらえるので、かまどを作り、たき火のように燃やしたら良いと思う。かまどを作る場所にバイオガス設備の周辺の土壌を移動したら良い。

 たき火場は必要だ。夜たき火を囲んでユンタクする。星を見ながら語り合う。こういう場所があれば、普段は発想できない様々なものが出現する。人間が夜のたき火で、解放されるのだろう。酒匂川フォーラムはそうして出来たものだった。

 石垣島の星空は日本一と言われている。安全にたき火が出来る場所があれば、格別な場所が生まれるはずだ。まず下の方の水牛の水浴び場で出てきた粘土を上に運ぶ必要がある。あの粘土であれば、藁と混ぜて竈が出来るはずだ。上に運んでおけば、いつでも竈が出来る。ユンボがある間に粘土運びもやっておこう。

 軽トラダンプがあるから、粘土を運ぶのも可能だ。軽トラダンプ一杯粘土を運べば、良い竈が出来るはずだ。バーベキュウが出来て、ピザが焼けて、羽釜でご飯が炊ける竈である。どんな設計にするか考えるだけでおもしろくなる。上手く琉球石灰岩と組み合わせると石垣らしい竈になるだろう。

 やってみたいことがどんどん出てくる。竈作りは参加者募集で行うのも良いかもしれない。ドーム状のピザ窯と開放型のバーベキュー炉とへっつい型の羽釜の竈を並べられるような形は出来ないものだろうか。コレラが合わさる美しい形が出来れば最高である。
 
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