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食事の習慣

2013-05-23 04:35:10 | 暮らし
食事のあり方は、時代で異なる。古い時代には朝餉、夕餉というように、2食が一般的である。僧侶の世界では、食事は午前中のみである。河口慧海は午後食べると、神通力を失うように書いている。夕食は薬席ということになっている。年代的にも、労働条件によっても、食事の量というのは変わるものだろう。良い食事というものは、空腹になったら食べるものと思っている。時間が来たから食べるというより、お腹が減って食べるということである。鶏を飼っていて、空腹を味あわせてから、餌をやるというのは極意の一つだと思う。しかし、とても難しい技術だ。だから、不断給餌で常に食べさせておく方が、まだましということになる。多くの犬はむら食いである。たいていの犬は、あるだけ食べようとする。ムラ食いが普通である。飢餓の中で作られた習性だろう。肉食獣など、週1食が珍しくない。

猫を見ていると、犬以上にムラ食いである。吐き出すほど毎食食べる猫もいる。獲物があるときには食べておかなければという、習性が強く残っているのだろう。食べないとなれば、何日も食べない猫もいる。1ヶ月くらい食べないとしても、持ちこたえるように出来ている。鶏には、強制換羽という技術があり、10日から15日ぐらい食事をさせずに、体重を30%ぐらい下げる技術である。そうすると、羽が抜け変わるような状態になり、もう一度身体を活性化し、産卵率を回復し良い卵を産むとことになっている。残酷ともいえるこの技術ほど、鶏を卵を産む機械と考えた結果である。自然養鶏の人が、知識だけでこういうことを行い、共食いを始めたのを見たことがある。鶏の自然の状態から考えると、抱卵後半に餌を食べなくなる。この状態を再現しようということなのだろう。就巣性を取り除いておいて、断餌するなどひどい技術である。

人間は食料を保存できるようになって、食事のあり方が変わったのだろう。定時に食べることになる。その定時がどのあたりがいいかと考えてみる。朝お腹が減っている状態がまず大切な気がしている。腹減ったで起きるようなら素晴らしい。朝食は必然である。朝食抜きでは、良い仕事はできない。後はお腹が減った時間が食べる時だとすると、昼と言っても、私のように4時に起きる朝と、8時に起きる朝では、ずいぶん違うだろう。夜食べると良くないのは、寝ている間の消化がどうかと言われる。鶏では夜餌をやる方が、少なくて済むと言われている。餌を何度にも、4回ぐらいに分けて与える方がいいという人もいる。これも少なくて済むという考えである。私の感覚では朝夕2回やるのが鶏には良いようだ。しかし、今は私の都合で、朝1回にさせてもらっている。

人の場合お腹が減る時間というのはかなり習慣性がある。昼の11時ごろお腹が減りだすことが多い。減ってから作り始めて12時ごろ食べる。空腹を強く感じてから食べる方がいいような気がしている。それで夕食時にお腹が減ることがないことに気付いた。お腹が減ったら食べようと考えているうちに、夕食を食べない日の方が増えてきている。夕食を食べな良日の方が多くなった。食事の内容としては、朝目いっぱい食べることにしている。魚や肉や卵のたんぱく質はあれば朝から食べる。菜食より自分には合っている。食べる量は体重次第である。体重を55キロ中心で維持するようにしている。運動量が減っているし、代謝も下がっているので、食べる量も減らしている。何故か夕食を食べなくなったが、夕方お腹が減らないというのが、不思議ではある。

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