「安部首相の言う『積極的平和主義』はまやかしである。ヨハン・ガルトゥング博士が提唱した『積極的平和主義』は『消極的平和主義』の反対の状態をしめす平和学の概念。
つまり、「積極的平和主義」とは単に戦争や紛争がない状態を指すのではなく、その原因となる貧困や差別、抑圧のない状態をいう」
まず、「前書きにかえて」の項でこのように話は始まります。
夫が谷山博史さんの講演を聞いて買っ本「NGOからの警鐘 『積極的平和主義』は何をもたらすか」を、借り読みしました。
NGOに現地で関わって来たかたがたの証言ですね。
紛争地帯がどんな状態か、なぜそんな状態になっているのか、PKOのマイナスの役割の現実、現地で人道主義を貫くための苦労・・・など、アフガニスタン、イラク、南スーダン、コソボなどの紛争や侵略を通して、つぶさに生々しく報告しています。
アメリカがいかに悪い役割を果たしてきたか、よくわかります。機会がありましたら、のぞいてみてください。あ、もう、読まれたかもですね。2015年7月が第一刷りですから。
稲田大臣も安倍首相も、現地の報告を聞いて…というが、その現地の報告書もまずいことが書かれていると知って、隠ぺいしようとではありませんか。
稲田大臣はやめさせてしかるべき無責任な大臣です。
花には大要を子どもらには平和を それも積極的平和を!!