中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

子どもの遊びの変化

2024年10月01日 05時52分11秒 | 活動日誌
6年生のお孫ちゃんの悩み??
 
「バァバ、新しいお友達と、仲良くなるために、最初どうすると思う?」
「うーん、どうするのかな」
 
「あのね、ゲームの話をするんだよ。『○○もってる?』って聞くと、『あ、もってるよ』なんてすぐ友だちになれるんだって。みんなそうやってるよ」
 
へえ、驚いた。
 
「私は違うけどね。ゲームもスマホももってないから。クラスでゲームもスマホも持ってないのは、私だけだよ」
 
「さびしい?」
 
 
「うーん・・・と言うより、私、ゲームがそんなにおもしろいとおもわないんだ。友だちが時々のぞかせてくれるけど、ピカピカ光ってるのが気になるし、何が面白いんだろうっておもうんだ。
それに、みんなオンラインでもゲームやってんだよ」
 
 
ずっと一緒に、森などで外遊びに興じていたお友達が、自転車で遠くのお友達だちの家に集まるようになったそうで、この頃、一人でいることもあります。
 
 
「一緒に行ってもいいけど、どうせ集まってゲームするだけだから、私、家で好きなことしていた方がいい」そうです。
 
 
でも、ちょっぴり寂しいのだと思いますよ。
お友達は前からゲームもしていましたが、夏休みが終わったら、急にこんな状況になりました。
 
 
孫は、工作したり、ミシンを踏んだり、絵を描いたり、また4才と1才の孫達と戯れていますが、前のように、外で虫や蟹を捕ったりボール遊びしたりして遊べたらなあ・・・と思っているようです。
 
 
時代が変わった、便利だ、だけでは済まされない問題も含んでいます。
 
 
アメリカでは、学校にスマホの持ち込みを禁止したした州がありましたね。
スムーズに実行できたのかな?便利さもあるから、反対の声もあったでしょうね・・・。
 
 
スマホやタブレットが幼い子どもの脳の正常な発育に及ぼす害についても、報告されているところです。
 
テレビでさえ、もう何十年も前に、小児科学会で「2才以下の子にはできるだけ見せないほうがよい」との見解を出しているくらいです。
 
 
孫は「私、子どもには良くないって知ってる。学校でも教わった。でも、ママのお古のスマホに、電話とラインだけ入れて使うことができるから、それでもいいからスマホが欲しい。でも、高校まではだめなんだって」と言っています。
 
 
「そうだね、便利な面もあるからバァバもあなたと連絡を取るのにあったらな、と思うこともあるけど、中学生になったら様子を見ながら、またよく考えた方がいいね」と、対応しています。
 
 
子どもの世界も難しいですね。
本来、子どもが大好きな遊びが失われ、仲間作りも大きく変化してきています。
 
当然、人格形成にも影響が出ていることでしょう。
 
何事も、便利さの影には失われるものがあることに気をつけなければ。
 
 
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