あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の道しるべ(3)

2007-06-22 22:29:33 | 四国遍路あれこれ
 今日は夏至で一番昼間の時間が長いはずなのに、戻り梅雨
のため17時前に薄暗くなってしまいました。

 でも、梅雨入りの14日以降、首都圏では全然降雨がなかっ
たので、畑の作物や庭の木々には、よいおしめりとなりました。

 中断していた、「四国遍路道の道しるべ」の続きです。

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 2006年11月29日(水)、足摺岬の38番金剛福寺に近い
へんろ道の、木の枝に下がっていた「遍路道」の札。


 12月1日(金)、38番金剛福寺から39番延光寺への複数
ルートの中で、一番遠い大月経由の道に向かいました。

 大月町大浦の集落外れから、月山神社への遍路道に上が
って行きます。その上がり口にあった標識です。


 同じ場所にあった、月山神社までの距離を示した標識。
この道すじには、多くの遍路標識がつけられていました。


 同じ遍路道の途中にあった、月山神社への道標。

 これらは、地元の大月へんろみち保存会が設置したもの。

 上がり口にも記されていましたが、この道すじには、1丁
(約109m)ごとに、古くからの町石(ちょういし)も残って
います。

 これは4丁目を示す町石です。

 番外霊場の月山(つきやま)神社を過ぎ、車道から分かれて
上がる大月へんろ道は、初回の遍路の際に40番観自在寺で
お会いし、現在奈良県在住の山下さんが、地元の古い資料から
見つけだし、地元の方々のご尽力で復元したもの。

 そのへんろ道の復元に努めた、大月へんろみち保存会の
標識です。

 大月へんろ道を上がり、太平洋を眺める展望台を過ぎ、
暖帯林を石ころの多い浜辺に向かって下って行きます。

 下り道に下がっていた標識です。

 浜へ出るところにある標識。正面の明るいところが石ころ
のごろごろした浜辺です。

 ごろごろした石の累積する浜辺を少しだけ歩いて、上の
車道に上がります。


 寒かった12月3日(日)、高知最西端の宿毛(すくも)市
郊外から県境の松尾峠に向かいました。

 宿毛市最後の集落、大深浦集落に立つ、40番観自在寺への
道筋を示す平成遍路石と、へんろみち保存協力会のへんろ札。 

 松尾峠への上り道の途中に立つ、宿毛警察署で立てた、峠ま
で900mを示す道標です。

 車の通らぬへんろ道ですが、「交通ルールを守りましょう」とも
記されています。

 松尾峠に上って愛媛県に入りました。気持ちよい下り道のカー
ブ点に立つ「四国のみち」の道標。

 左にあるのは、上り口で借用して上がってきたが、不要になっ
て返された杖を保管する「杖立て」です。

 40番観自在寺にお参りした翌日の12月4日(月)、次の峠越
えとなる柏坂遍路道の上部にある、番外霊場・清水大師近くに
あった標識。

 「時と金かけて歩くは遍路道」と記されています。(続く)

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