あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの山(7)

2007-07-23 22:11:21 | 四国遍路あれこれ
 九州や中国、四国地方の梅雨明けが発表されましたが、関東
は7月上旬から日照のほとんど無い日が続き、真夏日もまだ
わずかです。

 そんな天候からか、いつもなら今ごろはもう聞こえなっている
と思われる、ウグイスやカッコウの鳴き声が、きのう今日、わが
家の周囲でまだ聞くことができます。

 「四国遍路道からの山 」シリーズも、終盤となりました。

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 四国遍路後半14日目の3月3日(土)、善通寺宿坊を出て、
JR土讃線琴平駅から電車に乗り、隣の琴平で乗り継いで
塩入(しおいり)駅で下車しました。

 弘法大師が造ったという満濃池に向かいます。途中から
見える、まんのう町福良見の集落と北側の低山。


 弘法大師・空海が弘仁12年(821)年に3か月で築いたと
いう満濃池に映る、南面の山並みです。


 帰りは、金刀比羅宮を経て善通寺まで歩くことにしました。

 金刀比羅宮の門前で昼食をして金刀比羅宮に参拝、奥の院
まで上がりました。この日、奥の院から見る讃岐平野の山は、
ガスで霞んでいました。


 JR土讃線沿いの道を、琴平から善通寺へ向かって戻ります。
善通寺の町並みが近づいたあたりから、前日に訪ねた73番
出釈迦寺奥の院のある我拝師山(481.2m)の独特の山容
が近づいてきました。


 3月4日(日)は、75番善通寺宿坊を朝出発し、76番金倉寺
(こんぞうじ)から80番国分寺まで参拝することにしました。

 丸亀市の市街地を通過し土器川の橋にかかると、南側に讃岐
富士が望まれます。この日も山はちょっと霞んでいました。


 16日目の3月5日(月)は、JR国分駅から前日参拝した80番
国分寺を経て、背後の遍路道を標高380mほどの稜線まで
上がります。
 
 稜線に近い展望台から見下ろす、南側の高松市国分寺町の
町並みと付近の山。右手の池の手前に見える森が、80番国分
寺境内です。


 山上にある81番白峰寺と82番根香寺(ねごろじ)を経て、
東へ下って別格霊場19番香西寺へ向かいました。

 下り道の途中から見下ろす、高松市中山町の家並みと串ノ山
(214.2m)。山の右手は高松港です。


 17日目の3月6日(火)は、高松市内のビジネスホテルを出発し、
84番屋島寺を目指しました。

 市街地の東部、春日川の橋からは行く手の屋島の山容が一望
できます。


 屋島寺の参拝を終え、東に抜けると源平の合戦場、壇ノ浦を
隔てて、次の霊場85番八栗寺のある五剣山(八栗山)(366.
2m)が望まれます。


 その八栗寺は標高230mにあり、背後の五剣山の岸壁が
本堂背後に迫っていました。


 南東への車道を二つ池親水公園まで下ると、志度湾の向こう
にさぬき市(旧志度町)の中心街が、その向こうに見える山は、
翌日上がって結願寺の88番大窪寺に下る女体山(774m)の
ようです。

                           (続く)

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