あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

「残したい日本の風景」

2006-05-02 22:08:45 | Weblog
 昨日のNHK総合TV、19時30分からの「クローズアップ現代」の
テーマは、「残したい日本の風景」でした。

 私は、13年前からカントリーウオークを始め、棚田やかやぶきの家、
柿の実る里、刈り取った稲のはさ掛け風景など、なつかしい日本の原
風景に接し、それら心安らぐ風景を少しでも残しておきたいと思い、
写真とレポートに記録し、仲間の会報や全国のグループの冊子などに
発表してきました。

 ところが、それらの風景が現在、どんどん失われているので、何とか
残すころができないものだろうかということから企画されたのが、昨日
の放送だと思います。

 国谷キャスターは、福島県南会津町のかやぶきが残る集落、水引から
の生放送でした。この地には、私たちのカントリーウオークグループも、
当時は舘岩村だった1999年5月9日に訪ねました。

 萌えだしたばかりの新緑と水の入った棚田、当時はまだ10戸を越え
るかやぶきの家も残っていました。

 その一つの家で、かやぶき屋根をふき替えていたので、立ち寄って
見せてもらいました。五十嵐恵子さんの家で、翌年から離騒庵という名
の民宿を始めています。

 きのう国谷キャスターと作家・立松和平さんがいろりを囲んで話を
していたのがその家で、五十嵐恵子さんも出演されました。

 放送の前半で、「いい日旅立ち」などをプロジュースしたという藤岡
和賀夫さんという方が、消えてゆく日本の原風景を残しておきたいと、
東北各地を写真に記録していることが報じられ、本が出たら入手したい
ものだと、名前をメモしておきました。

 今日の午後、来週末にカントリーウオークの仲間で歩く群馬県内の
地形図を買いに、市内の書店に行きました。

 目的の地形図を買い、旅行やアウトドアなどの本のコーナーを何と
なく眺めていたら、「残したいね日本の風景」という新書版の本が目に
とまりました。

 著書を見たらなんと藤岡和賀夫さん、昨日の番組で見た干し柿の写真
なども掲載されていました。不思議な符合にビックリ、さっそく購入しま
した。

 私が訪ねたところも何か所かあり、新書版なので写真が小さめなのが
少し残念ですが、なつかしい東北の風景がたくさんあり、値段も手頃で
気にいったので、今日の話題としてご紹介します。


「残したいね日本の風景」
新書版270頁、藤岡和賀夫著、撮影・富田文雄、発行所・宣伝会議、
初版2006年3月31日発行、税込み950円 
 

 

 

 

 
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