第19日 2007年3月8日(木) 晴
=香川・徳島県境の大坂峠を越える=
5時20分起床、6時朝食。おにぎりをお願いしておいたら、
お接待して下さるとのこと。
朝食時、食堂に、メルボルンオリンピックの記念絵皿が飾って
あるのに気づく。
聞くと、おかみさんのお孫さんが、ソフトボール全日本チームの
正捕手、乾選手とのこと。昨年9月14日に紹介されたスポニチ
紙を見せて下さった。
出発前、部屋の窓から東の山上に上る日の出が見えた。
おかみさんの、「また来なさいよ…」の声に送られ6時40分に
民宿八十窪を後にした。
明け方に雪がちらついたとかで、屋根や田畑はうっすらと白い。
よく晴れたが風が冷たく、今日も真冬波の寒さ。予想最高気温
は9℃だという。
国道377号を南東に向かって下る。今日は、1番霊山寺に戻る
ため、大坂峠越えをして、3番霊場近くまでの予定である。
前回は、行き違いがやっとの1車線だったが、上下各1車線の
新ルートになったところが多い。ウグイスが澄んだ音色でさえずる。
国道沿いに、町石が幾つも残っていた。
長野で国道に別れ、五明トンネル(468m)を抜ける。天井が高く
歩道も幅広い。どのトンネルも、このようだと安心なのだが…。
県道2号に入り南へ向かう。香川県東かがわ市から徳島県阿波
市への県境に、徳島県天然記念物「境目のイチョウ」が立つ。高さ
16m、樹齢は600年を越えるという。
そばの角から東に向かって進み、中尾峠のところは1㎞足らず、
右手の遍路道を下る。
黒川沿いに出て、白鳥温泉と黒川温泉前を通過、下山バス停で
左からの国道377号に入った。
福森の集落は右手の旧道を抜け、依田神社で小休止する。近く
の福永小校庭で体育中の児童は、11人だけだった。
西山から県道40号に入る。国道もこの県道も、上下各1車線
で歩道もあり、車は少なく歩きやすい。
山間を抜けて、田んぼの上でヒバリがさえずる広い田園地帯に
出た。高松自動車道引田(ひけた)IC近くの、成松神社にベンチ
があったので昼食とし、八十窪お接待のおにぎりをいただく。
海沿いの引田の町並みに並行する道路になったので、多少車
は増えたが、さほどでもない。馬宿川の橋を渡ると、正面は光洋
精工の広い工場敷地となり入れず、右岸を少し進んで東に向かう。
JRの北側にある番外霊場東海寺に回って参拝する。源平の
屋島合戦の折、義経や弁慶などが当山に1泊したという。
線路の南に戻り、さらに東へ。これから上がる大坂峠の上に、
二つの送電塔が見える。
JR讃岐相生駅近くを通過、海沿い国道11号からの遍路道と
合し、大坂峠への山道にかかる。
ここまで広い歩道付きの車道が続き、見どころは東海寺だけだ
ったが、車が少なく歩きやすかった。
峠への上り道も幅広く、傾斜も緩くて歩きやすい。木の間から、
引田の町並みや海が見下ろせる。
キブシがあちこちに花を開いていた。
香川県東かがわ市と、徳島県鳴門市との県境、大坂峠付近は、
常緑樹の気持ちよい林間の道が続く。
峠から右に回り込んで上がり、送電線鉄塔そばのピークに着き、
休憩する。その先は、丸木の段を下り、県道1号を横断後、疑木
の段の急降下となる。
JR高徳線の線路沿いに出て、無人の阿波大宮駅で最後の休憩
をする。まもなく県道1号に入ったが、こちらも車は少ない。
板野町の町並みに入り、16時30分、JR板野駅前のばんどう
旅館に着いた。女性遍路が先着したばかりという。名簿を見ると、
なんと私と同じ所沢の方。今日1番をスタートしたらしい。
2階の部屋は洗面所付き。風呂も2階。夕食は18時から1階の
食堂で。所沢のMさんと話しながら食べ、夕食後、おすすめの宿
を教えてあげる。
Mさんは、千メートル級の山へご主人とよく行かれるとのこと、
今回は51番くらいまでの区切り打ちを予定されているという。
今朝5時に家を出て、新幹線経由、大阪から徳島へバスで来た
が、予定より遅れたのでここ泊まりとなったとのことだった。
(コースタイム〉民宿八十窪6:40ー長野三差路7:35ー境目の大
イチョウ7:53~8:00ー黒川温泉8:50ー県道132号との三差路
9:19ー西山(国道318号との交差点)10:11ー宮奥池10:18ー小海
簡易局11:20ー成松神社(昼食)11:28~52ー東海寺12:37~50ー
JRガード横13:25ー大坂峠(県境)14:13ー大坂峠休憩所(鉄塔横)
14:32~42ー阿波大宮駅15:22~30ー太郎橋15:55ーばんどう旅館
16:30
(距離 35㎞、地図(1/5万) 高松南部、三本松、川島、歩行地
香川県さぬき市(旧長尾町、白鳥町、引田町)、徳島県阿波市
(旧市場町)、板野町、歩数 56,900)
=香川・徳島県境の大坂峠を越える=
5時20分起床、6時朝食。おにぎりをお願いしておいたら、
お接待して下さるとのこと。
朝食時、食堂に、メルボルンオリンピックの記念絵皿が飾って
あるのに気づく。
聞くと、おかみさんのお孫さんが、ソフトボール全日本チームの
正捕手、乾選手とのこと。昨年9月14日に紹介されたスポニチ
紙を見せて下さった。
出発前、部屋の窓から東の山上に上る日の出が見えた。
おかみさんの、「また来なさいよ…」の声に送られ6時40分に
民宿八十窪を後にした。
明け方に雪がちらついたとかで、屋根や田畑はうっすらと白い。
よく晴れたが風が冷たく、今日も真冬波の寒さ。予想最高気温
は9℃だという。
国道377号を南東に向かって下る。今日は、1番霊山寺に戻る
ため、大坂峠越えをして、3番霊場近くまでの予定である。
前回は、行き違いがやっとの1車線だったが、上下各1車線の
新ルートになったところが多い。ウグイスが澄んだ音色でさえずる。
国道沿いに、町石が幾つも残っていた。
長野で国道に別れ、五明トンネル(468m)を抜ける。天井が高く
歩道も幅広い。どのトンネルも、このようだと安心なのだが…。
県道2号に入り南へ向かう。香川県東かがわ市から徳島県阿波
市への県境に、徳島県天然記念物「境目のイチョウ」が立つ。高さ
16m、樹齢は600年を越えるという。
そばの角から東に向かって進み、中尾峠のところは1㎞足らず、
右手の遍路道を下る。
黒川沿いに出て、白鳥温泉と黒川温泉前を通過、下山バス停で
左からの国道377号に入った。
福森の集落は右手の旧道を抜け、依田神社で小休止する。近く
の福永小校庭で体育中の児童は、11人だけだった。
西山から県道40号に入る。国道もこの県道も、上下各1車線
で歩道もあり、車は少なく歩きやすい。
山間を抜けて、田んぼの上でヒバリがさえずる広い田園地帯に
出た。高松自動車道引田(ひけた)IC近くの、成松神社にベンチ
があったので昼食とし、八十窪お接待のおにぎりをいただく。
海沿いの引田の町並みに並行する道路になったので、多少車
は増えたが、さほどでもない。馬宿川の橋を渡ると、正面は光洋
精工の広い工場敷地となり入れず、右岸を少し進んで東に向かう。
JRの北側にある番外霊場東海寺に回って参拝する。源平の
屋島合戦の折、義経や弁慶などが当山に1泊したという。
線路の南に戻り、さらに東へ。これから上がる大坂峠の上に、
二つの送電塔が見える。
JR讃岐相生駅近くを通過、海沿い国道11号からの遍路道と
合し、大坂峠への山道にかかる。
ここまで広い歩道付きの車道が続き、見どころは東海寺だけだ
ったが、車が少なく歩きやすかった。
峠への上り道も幅広く、傾斜も緩くて歩きやすい。木の間から、
引田の町並みや海が見下ろせる。
キブシがあちこちに花を開いていた。
香川県東かがわ市と、徳島県鳴門市との県境、大坂峠付近は、
常緑樹の気持ちよい林間の道が続く。
峠から右に回り込んで上がり、送電線鉄塔そばのピークに着き、
休憩する。その先は、丸木の段を下り、県道1号を横断後、疑木
の段の急降下となる。
JR高徳線の線路沿いに出て、無人の阿波大宮駅で最後の休憩
をする。まもなく県道1号に入ったが、こちらも車は少ない。
板野町の町並みに入り、16時30分、JR板野駅前のばんどう
旅館に着いた。女性遍路が先着したばかりという。名簿を見ると、
なんと私と同じ所沢の方。今日1番をスタートしたらしい。
2階の部屋は洗面所付き。風呂も2階。夕食は18時から1階の
食堂で。所沢のMさんと話しながら食べ、夕食後、おすすめの宿
を教えてあげる。
Mさんは、千メートル級の山へご主人とよく行かれるとのこと、
今回は51番くらいまでの区切り打ちを予定されているという。
今朝5時に家を出て、新幹線経由、大阪から徳島へバスで来た
が、予定より遅れたのでここ泊まりとなったとのことだった。
(コースタイム〉民宿八十窪6:40ー長野三差路7:35ー境目の大
イチョウ7:53~8:00ー黒川温泉8:50ー県道132号との三差路
9:19ー西山(国道318号との交差点)10:11ー宮奥池10:18ー小海
簡易局11:20ー成松神社(昼食)11:28~52ー東海寺12:37~50ー
JRガード横13:25ー大坂峠(県境)14:13ー大坂峠休憩所(鉄塔横)
14:32~42ー阿波大宮駅15:22~30ー太郎橋15:55ーばんどう旅館
16:30
(距離 35㎞、地図(1/5万) 高松南部、三本松、川島、歩行地
香川県さぬき市(旧長尾町、白鳥町、引田町)、徳島県阿波市
(旧市場町)、板野町、歩数 56,900)
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