あるきメデス

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比良の丘のひまわり畑や糀谷八幡神社など(埼玉・所沢&入間)〈後半〉

2022-09-09 13:28:23 | 所沢だより
 2022年9月5日(月) 〈後半〉 

 比良の丘のひまわり畑を後にして、すぐ近くから狭山丘陵の森に入って西南西へと緩や
かに下って行く。

 
 「狭山湖堰堤から3.2㎞」の標識の立つY字路に出た。



 近くの道標に従い、大谷戸緑地方面への林間の細道を少し下り、次のT字路で糀谷八幡
湿地方面への下り道へ。
     

          
 途中に馬頭観世音石があり、さらに緩やかに右手に下って行くと、樹間から谷地田が見
えてきた。
     


 北側には駐車場になっている広場もあり、田んぼの西側には刈り入れ後の稲を干す、稲
架(はさ)も用意されていた。



 南側の斜面下はこの水田の水源になる湿地になっていて、ここが糀谷八幡湿地らしい。


 この湿地は、荒れ放題になってしまった湿地を改善しようと、地元の人たちが保存会を
結成して里山の姿に復元するため、田んぼや雑木林を管理しているとか。

 この湿地帯にはホタルも生息していて、6月下旬から7月中旬には毎年ホタルの飛び交
う様子も鑑賞できるようだ。

 八幡湿地から眺める北側の水田と駐車場広場。左手の森は糀谷(こうじや)八幡の森。


 田んぼの方に進むと、畦(あぜ)のロープにトンボやイナゴが。



 西側の水田の稲はかなり色づいているが、最近の強風で倒れたところもある。
     

          


 東側の水田は植えたのが遅いようで、まだ穂の色づきは感じられない。
          



 田んぼの畦を抜けて北側の駐車場に出ると、杉の葉で造った高さ2mを超えるトトロの
像があり、名前は八幡湿地のアイドル「トコロちゃん」というようだ。
 


 駐車場の北側には、たくさんのワルナスビが咲いていた。





 駐車場西側にある糀谷八幡湿地保存会の掲示板には、2年前の令和2年度の「彩の国埼
玉環境大賞」受賞者の紹介の掲示があり、「糀谷八幡湿地保存会」も受賞したことが紹介
されていた。




 西側の糀谷八幡神社に参拝することにして、東向きの石鳥居をくぐる。


      鳥居の傍らには、9月18日(日)の例大祭に、やぶさめ神事開催の掲示が。 
          


 石段を上がって正面の拝殿に参拝し、新型コロナウィルスに感染しないようになど祈る。

 糀谷八幡神社の創始は明らかではないようだが、宇佐八幡、鶴岡八幡を勧請して「若宮
八幡」と号したこと、江戸幕府御鷹司 新藤但馬守が崇敬したことが「風土記稿」に記され
ていて、慶応3(186l7)年に社殿と鳥居を再建したとか。

 現在の社殿は平成30(2018)年に再建され、釘を1本も使わずにヒノキを組んで
造られた伝統建築のよう。およそ450年前の建築の本殿は、神輿作りという珍しい様式
を残しているので、現在の建築技術により改修したという。

     
      拝殿前には、「降り龍」と呼ぶ木彫の龍が置かれていた。

      
 本殿の右手↑には気比神社が祭られ、さらにその右手↓は愛宕神社と金刀比羅神社が合祀
され、金刀比羅神社の横には木彫の童子像が立っている。
     

          

      ほかに境内には、山神社、八雲神社、浅間神社も祭られていた。
     
 
 手水鉢は、花いっぱいの花手水になっている。


     
      境内南側では背の高いイチョウが葉を広げ、そばのモミジの一部が色づく。

 

 そばの社務所に今日は人影無く、傍らの掲示板にはカラフルな御守や朱印帳などの掲示
がある。
     

          
 拝殿にあったリーフレットによれば、御朱印は月ごとに絵柄が変わる月限定の御朱印で、
さらにお祭りや季節に合わせて特別の御朱印も頒布しているという。

 所沢市の最西端集落、糀谷地区の鎮守である糀谷八幡神社を11時25分頃後にした。


 集落内を北へ向かうと大きな栗の木が数本あり、実の多くが熟していた。

 
 少し先の十字路を左折して西へ、100mほどで西隣の入間市(いるまし)に入り、
南矢荻の住宅地を西に少しの十字路で北に折れる。

     
      沿道に咲いていたトケイソウとネコノヒゲ。
          
           この花は初めて見た。

 地図で北西側にあった寺院マークのところに進んで、西勝院の門前へ。
 
 狭山観音霊場第二十九番札所の表示があったので、何年か前の霊場巡りできたことがあ
るはずだが、年月が経過しているので境内の様子は忘れていた。
     

 山門を入ったすぐ左手のお堂が、観音堂のよう。



 帰路に予定していたバスの時刻が迫ってきたので、正面の本堂に参拝し、境内の植栽を
ざっと眺めたのみで門を出た。
     



     
 西隣の平屋の建物前に「茶房あんず」の表示があり、この建物と横に咲き出していたパ
ンパスグラスのことは思い出す。




     

 北東に少しで、県道所沢青梅線の宮寺バス停に11時56分に着いた。


 間もなく来た12時01分発小手指駅南口行きバスに乗る。


 小手指駅南口終点で下車して北口のスーパーで買い物後、歩いて自宅に向かった。

 



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