2020年1月2日(木)
新春2日は毎年恒例、NPO法人東京都ウオーキング協会主催の「第18回江戸・東京
七福神めぐり」の港七福神に参加した。私は、このコースは2013年、2018年に続
いて3度目になる。
集合場所は、JR山手線・京浜東北線の浜松町駅北口から1分の旧芝浜離宮恩賜公園児
童公園。JR線路を挟んで西側には貿易センタービルがそびえ立つ。
9時30分過ぎから出発式をして、9時49分にスタートした。
浜松町駅北口を西に抜けて、芝大門交差点へ。
北側に変わったビル群を望む浄土宗大本山の増上寺山門前を左折する。
すぐ近くの旧台徳院霊廟惣門をくぐって階段を上がり、広々とした港区立芝公園を西に
抜ける。
増上寺の背後間近に、東京タワーが一望である。
公園背後の林間を少し下り、芝公園4丁目にある最初の七福神・弁在天の宝珠院へ。
寺には、寄せ木造りで高さ2m、貞享2(1685)年造立で港区指定文化財の閻魔大
王が祭られているよう。
一昨年にはなかったように思われる新しい本堂ができていたが、閻魔大王も弁財天もど
こに祭られているのかは、どんどん先頭が進むので分からなかった。
東京タワーの西側を進み、2番目は麻布台2丁目にある恵比寿神の熊野神社に入る。境
内は狭くて境内という感じほとんど無い。
熊野神社の縁起は、元禄16(1703)年のの火事で記録が焼失して分からないとか。
島崎藤村が飯倉に住んでいた頃、この付近はよい散歩道で、藤村の好きな場所のひとつだ
ったという。
飯倉交差点から西北西へ延びる通り、ロシア大使館前の先、斜向かいにあったレンガ造
りの麻布郵便局の大きな建物は取り壊されたようで、広い空き地になっていた。
その先、外務省外交史料館↑前を通過して飯倉片町交差点から北へ。首都高の谷町IC
もある六本木2丁目交差点まで進む。
三つ目の七福神、布袋尊の久国神社はすぐ北側にある。道路際に立つ「久國神社」の石
碑の文字は東郷平八郎元帥によるもの。
久国神社は太田道灌が勧請(かんじょう)したと伝えられており、道灌が寄進した鎌倉
時代の名工・久国作の名刀が所蔵されているという(非公開)。
南西の野蒜六本木通りの北側に平行する細道などを進んで、桧町公園に入りトイレ休憩
となる。
公園は植栽が多く、池のそばには和風建築の休憩舎などもある。
超高層ビルの林立する六本木ミッドタウン↑横を通過し、六本木7丁目の福禄寿を祭る
天祖神社に参拝した。手前のビル横のモミジが、まだ彩りを残している。
創建当時(1368)は飯倉城山にあったのが、江戸初期に江戸市街整備によりこの地
に移ったよう。
南下して六本木六丁目交差点で六本木通りを横断して、さらに南下し六本木ヒルズ横や
安倍首相夫妻が大晦日から元旦、さらに2日も宿泊したと報じられている、高級ホテル・
グランドハイアット東京↓の横を過ぎる。
5つめの七福神は西麻布3丁目にある寿老人の櫻田神社へ。
治承4(1180)年に源頼朝の命で霞ヶ関に創建され、家康入府後の寛永元(162
4)年に現在地に遷宮されたという。
さらに南下して、塀に中国の美しい風景写真が並ぶ中国大使館前を過ぎる。
有栖川宮記念公園北側の交差点を左折して東へ、レンガ造りの愛育病院↑やアルゼンチ
ン大使館↓前を進む。
仙台坂上交差点を北にすぐ、元麻布1丁目にあるのが6つ目、毘沙門天の氷川神社。拝
殿は朱塗りである。
氷川神社は、太田道灌が現在地より300mほど北の一本松付近に勧請し、万治年間
(1658~61)にここに移転したとか。麻布郷の総鎮守で、江戸氷川7社の一つであ
ったといわれているよう。
元麻布2丁目の静かなマンション街を進むと、下側が絞られた高層マンションが間近に
望まれる。
緩やかに右カーブし終えた辺りの元麻布1丁目に、7番目で大黒天の大法寺がある。
開山は慶長2(1597)年で江戸時代は赤門寺と呼ばれ、甲子(きのえね)の祭日に
は縁日が開かれていたという。
ここはかなり参拝者が多く、拝殿前では甘酒のお接待をしていたのでいただいた。
東側の交差点際、少しの空き地が今日のゴール地点で、ここで散会となる。
麻布十番商店街を北に突き当たったところに8つ目の七福神、七福神としては珍しい宝
船の巡拝所である十番稲荷神社があり、急階段を上がって参拝する。
七福神の全部が乗った大きな宝船は、階段下の鳥居左手に祭られていた。
鳥居の右手には親子のかえるも祭られている。
その右手のビル1階が、都営地下鉄大江戸線麻布十番駅の入口。幾つもの階段やエスカ
レーターでかなり地下深くにある、大江戸線の出札口前に12時22分に着いた。
150人以上かと思われる団体歩行なので、各々の七福神をゆっくり参拝することはで
きず、七福神がどこに祭られているのかも分からず、ただ一巡したというだけで少し物足
りない七福神めぐりだった。改めて一人でじっくり巡拝するのがよいかもしれない。
新宿駅経由光が丘行駅行きに乗り、乗り換えの練馬駅構内の店で昼食をして、西武池袋
線下り電車に乗る。
(天気 晴後曇、距離(認定)10㎞、地図 江戸・東京七福神めぐり 港七福神用地図、
歩行地 港区、歩数 13,400)
蛇足ながら、12月30日にトルコ・イスタンブール経由でレバノンのベイルートに逃
走した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の邸宅は、「西に六本木ヒルズ、東に
は東京タワーを望む小高い丘の東京屈指の邸宅街にある」と報じられているので、ちょう
ど今日回ったコースに囲まれたところなので、どうやら麻布辺りかと思われる。
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新春2日は毎年恒例、NPO法人東京都ウオーキング協会主催の「第18回江戸・東京
七福神めぐり」の港七福神に参加した。私は、このコースは2013年、2018年に続
いて3度目になる。
集合場所は、JR山手線・京浜東北線の浜松町駅北口から1分の旧芝浜離宮恩賜公園児
童公園。JR線路を挟んで西側には貿易センタービルがそびえ立つ。
9時30分過ぎから出発式をして、9時49分にスタートした。
浜松町駅北口を西に抜けて、芝大門交差点へ。
北側に変わったビル群を望む浄土宗大本山の増上寺山門前を左折する。
すぐ近くの旧台徳院霊廟惣門をくぐって階段を上がり、広々とした港区立芝公園を西に
抜ける。
増上寺の背後間近に、東京タワーが一望である。
公園背後の林間を少し下り、芝公園4丁目にある最初の七福神・弁在天の宝珠院へ。
寺には、寄せ木造りで高さ2m、貞享2(1685)年造立で港区指定文化財の閻魔大
王が祭られているよう。
一昨年にはなかったように思われる新しい本堂ができていたが、閻魔大王も弁財天もど
こに祭られているのかは、どんどん先頭が進むので分からなかった。
東京タワーの西側を進み、2番目は麻布台2丁目にある恵比寿神の熊野神社に入る。境
内は狭くて境内という感じほとんど無い。
熊野神社の縁起は、元禄16(1703)年のの火事で記録が焼失して分からないとか。
島崎藤村が飯倉に住んでいた頃、この付近はよい散歩道で、藤村の好きな場所のひとつだ
ったという。
飯倉交差点から西北西へ延びる通り、ロシア大使館前の先、斜向かいにあったレンガ造
りの麻布郵便局の大きな建物は取り壊されたようで、広い空き地になっていた。
その先、外務省外交史料館↑前を通過して飯倉片町交差点から北へ。首都高の谷町IC
もある六本木2丁目交差点まで進む。
三つ目の七福神、布袋尊の久国神社はすぐ北側にある。道路際に立つ「久國神社」の石
碑の文字は東郷平八郎元帥によるもの。
久国神社は太田道灌が勧請(かんじょう)したと伝えられており、道灌が寄進した鎌倉
時代の名工・久国作の名刀が所蔵されているという(非公開)。
南西の野蒜六本木通りの北側に平行する細道などを進んで、桧町公園に入りトイレ休憩
となる。
公園は植栽が多く、池のそばには和風建築の休憩舎などもある。
超高層ビルの林立する六本木ミッドタウン↑横を通過し、六本木7丁目の福禄寿を祭る
天祖神社に参拝した。手前のビル横のモミジが、まだ彩りを残している。
創建当時(1368)は飯倉城山にあったのが、江戸初期に江戸市街整備によりこの地
に移ったよう。
南下して六本木六丁目交差点で六本木通りを横断して、さらに南下し六本木ヒルズ横や
安倍首相夫妻が大晦日から元旦、さらに2日も宿泊したと報じられている、高級ホテル・
グランドハイアット東京↓の横を過ぎる。
5つめの七福神は西麻布3丁目にある寿老人の櫻田神社へ。
治承4(1180)年に源頼朝の命で霞ヶ関に創建され、家康入府後の寛永元(162
4)年に現在地に遷宮されたという。
さらに南下して、塀に中国の美しい風景写真が並ぶ中国大使館前を過ぎる。
有栖川宮記念公園北側の交差点を左折して東へ、レンガ造りの愛育病院↑やアルゼンチ
ン大使館↓前を進む。
仙台坂上交差点を北にすぐ、元麻布1丁目にあるのが6つ目、毘沙門天の氷川神社。拝
殿は朱塗りである。
氷川神社は、太田道灌が現在地より300mほど北の一本松付近に勧請し、万治年間
(1658~61)にここに移転したとか。麻布郷の総鎮守で、江戸氷川7社の一つであ
ったといわれているよう。
元麻布2丁目の静かなマンション街を進むと、下側が絞られた高層マンションが間近に
望まれる。
緩やかに右カーブし終えた辺りの元麻布1丁目に、7番目で大黒天の大法寺がある。
開山は慶長2(1597)年で江戸時代は赤門寺と呼ばれ、甲子(きのえね)の祭日に
は縁日が開かれていたという。
ここはかなり参拝者が多く、拝殿前では甘酒のお接待をしていたのでいただいた。
東側の交差点際、少しの空き地が今日のゴール地点で、ここで散会となる。
麻布十番商店街を北に突き当たったところに8つ目の七福神、七福神としては珍しい宝
船の巡拝所である十番稲荷神社があり、急階段を上がって参拝する。
七福神の全部が乗った大きな宝船は、階段下の鳥居左手に祭られていた。
鳥居の右手には親子のかえるも祭られている。
その右手のビル1階が、都営地下鉄大江戸線麻布十番駅の入口。幾つもの階段やエスカ
レーターでかなり地下深くにある、大江戸線の出札口前に12時22分に着いた。
150人以上かと思われる団体歩行なので、各々の七福神をゆっくり参拝することはで
きず、七福神がどこに祭られているのかも分からず、ただ一巡したというだけで少し物足
りない七福神めぐりだった。改めて一人でじっくり巡拝するのがよいかもしれない。
新宿駅経由光が丘行駅行きに乗り、乗り換えの練馬駅構内の店で昼食をして、西武池袋
線下り電車に乗る。
(天気 晴後曇、距離(認定)10㎞、地図 江戸・東京七福神めぐり 港七福神用地図、
歩行地 港区、歩数 13,400)
蛇足ながら、12月30日にトルコ・イスタンブール経由でレバノンのベイルートに逃
走した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の邸宅は、「西に六本木ヒルズ、東に
は東京タワーを望む小高い丘の東京屈指の邸宅街にある」と報じられているので、ちょう
ど今日回ったコースに囲まれたところなので、どうやら麻布辺りかと思われる。
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