あるきメデス

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イギリス8日間の旅④ コッツウォルズ地方を巡る(前半)

2017-07-23 21:33:16 | 英国旅行
 2017年6月29日(木) 曇後雨
 コッツウォルズ地方の3つの町とマナーガーデンを巡る

 イングランド中部、コベントリーのメルキュール ブラントン ホール ホテルで6時10
分に起床、7時過ぎからホテルのレストランでバイキング定食を済ませ、バスは8時56
分に出発した。


 今日は、ロンドンの西約200㎞の一帯に美しい丘陵地帯が広がるコッツウォルズの観
光で、まずはコベントリーから南南西へ約86㎞のバイブリー(Bibury)に向かう。
     

 コッツウォルズ丘陵は古代ローマ人が牧羊を飼育し、14~17世紀には良質な羊毛の
産地として栄えたが、18世紀になり産業革命により時代に取り残されて衰退した。

 しかし、19世紀後半にはウィリアム・モリスなど文化人たちにより再評価され、15
~16世紀のままの地元産のライムストーンと呼ぶ石灰岩の家の残る歴史ある町や村々、
そして何より素晴らしい田園風景が歴史的遺産として再発見され、1966年には特別自
然美観地域に指定され、今日までそのまま保たれているという。


 ホテルを出て間もなく、花盛りのジャガイモ畑の横を通過して高速道M40号に入る。


 しばらくして緩やかな丘陵地帯となり、国道A429号でモートン・イン・マーシュ↑ 
(Moreton in Marsh)を通過する。


 ストウ・オンザ・ウォルド(Stow on the Wald)でA424号に入り、10時30分に
小さな村バイブリー(Bibury)に着いた。

 詩人ウィリアム・モリスが「イングランドで最も美しい村」と称賛したとか。駐車場の
そばに、年間200万匹を養殖するというマスの養殖場が見える。



 村を流れる小川、コルン川には白鳥や黒鳥が泳ぎ、流れに沿ってコッツウォルズ特有の
ハチミツ色の民家が何戸か並び、庭にはきれいな花があふれている。






 流れの南西側、草地の向こうには14世紀の織物職人の住宅だったという、アーリント
ンロウと呼ぶ長く連なる建物が見えた。



 その建物に通じる道への橋際には、赤い花が咲いている。橋の近くには郵便局があり、
郵便関係だけでなく土産物なども販売していた。





 折り返してバスの駐車場に向かい、家々の前に咲く花や流れを眺めながら戻るともう集
合時刻が迫っていた。



 スワン(Swan)ホテル↑前で橋を渡る。養殖場のそばの大きな葉は何だろうか…。


 11時20分にバイブリーを後にして、北側のボートン・オン・ザ・ウオーター(Bourton
on the Water)に向かう。Bur Fordまで戻って西へ、A40号線を進んでNorthleachで北に延
びるA429号に入る。



 12時ちょうどにボートン・オン・ザ・ウオーターの町並みの北側にある観光バスの駐
車場に着いた。

 両側に高さ2mほどの石垣の続く細道を抜けて、中心街のハイ ストリート(High Street)
に出る。

 ボートン・オン・ザ・ウオーターは「コッツウォルズのヴェニス」と呼ばれ、ハイ ス
トリートに沿って浅いがキレイな流れがあり、その南側に古くからの建物が並んでいる。







 そのひとつ、「Vernes」というレストランに入り、昼食にした。


 昼食後はフリータイムで、13時50分までに観光バス駐車場に戻ることになる。すぐ
東側にも、細い通りが平行していたので回ってみた。


 
 きれいに飾り付けた花かごの下がる建物が多く、建物の入口付近を花で飾る家もある。
        






 小さい建物にインフォメーションセンターもあったので、少しの時間入って中をのぞく。



 北側の橋を渡ったところには自動車博物館があり、流れの傍らににツタで覆われた古い
自動車が展示されていた。


 橋のそばの広場には十字架の記念塔らしいのが立っていた。



 ハイ ストリートの西北部には聖ローレンス教会の塔が見えたが、時間が足りなそうな
ので教会には行かずに近くで折り返す。









 中心部のGift Timesという土産物店をのぞいたり、周辺のホテルや商店などの建物を眺
める。
    




 もう一度、石橋の続く流れの周辺も一巡して、石垣の間を抜けて駐車場に戻った。







                                    (続く)




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