あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

続カタツムリ歩行で東久留米を歩く(東京)

2014-04-20 20:54:03 | カタツムリ歩行
 2014年4月20日(日)

 先月は、カントリーウオークグループの例会に参加したため休んだ、「続カタツムリ歩
行」の第13回例会に参加した。

 集合は西武池袋線の東久留米駅。10時10分にスタートする。多くの皆さんはゴール
側の西口に向かったが、私は地図で見つけた浄牧院に行ってみたいので、ひとり東口の都
道125号・浄牧院通りを東北に向かう。


 この通りは、東北に真っ直ぐ1㎞ほど、黒目川の先まで伸びているが、そのちょうど中
ほどに広い境内の浄牧院(じょうぼくいん)がある。

 ちなみに、この浄牧院通りは1997年の都市計画道路により、浄牧院の敷地を分断し
てできあがったとのこと。確かに地図を見るとそうと分かり、現在残る境内は道路の北側
にある。

 新しい総門を入ると、これも新しくどっしりした仁王門がある。


 その正面に、2004年に再建された大きな本堂が立っていた。


 浄牧院は、文安元年(1444)にこの地を治めていた滝山城主大石駿河守安祝により
創建され、江戸時代の2度の火災と関東大震災により荒廃し、昭和になって大改修を行い
復興したという。

 東久留米七福神の大黒天が祭られていて、私も何年か前の七福神巡りで訪れていたはず
だが、寺の様子はすっかり忘れていた。


 本堂の左手前には観音堂があり、その近くに目通り幹回り3.5m、高さ18m、樹齢
400年と推定され、市の文化財に指定されているカヤの大木が立っている。
    

 本堂のそばの、モミジの新緑が気持ちよい。


 寺の先の交差点を左折して北に進んで、中層の集合住宅の並ぶ久留米第2住宅に入る。
住宅群の南側にあった公園には、SLを形どった遊具があった。



 住宅の北に抜けると、東西に流れる黒目川に出た。両岸には遊歩道が着いているので、
左岸の遊歩道を上流に向かう。


 河川敷には、茎をしゃぶると酸っぱい味のする、スカンポが伸びていた。


 流れが左にカーブする辺りからは、北側の金山町1丁目に保護林として残された雑木
林が望まれる。


        
 その近くにあった厳島神社の小さな森に入ってみた。背の低い鳥居の奥に、池に囲ま
れた弁財天を祭る小さい社殿があるが、池に水は全くなく、シャガが咲き出していた。
        

 次の門前大橋で流れに分かれ、北の台地に上がる道路に向かい、Y字路の手前にあっ
た氷川神社に入る。社殿の前にはシダレザクラが咲き残っていた。


        
 社殿左手には、数本の八重桜が花盛り。西側斜面では、ツツジが咲き出していた。
    

 Y字路には、庚申塔のお堂があった。庚申信仰が盛んだった、江戸時代の享保19年
(1734)に造立されたものらしい。
        
 
 Y字路を右に入り、次の十字路を右折した先にあった金山緑地保全地域の林に入る。
    
 先ほど、厳島神社の手前から見えた林である。

 林の中の遊歩道を抜けて、北側の金山町1丁目と2丁目の間を北進する。住宅が途切
れて畑が広がり、その中に早くも穂の出始めた麦畑があった。
    

 その先のT字路で、水道道路と呼ぶ比較的交通量の多い道路に接した。道路に沿って、
「伊豆殿堀」とも呼ばれる野火止用水の細い流れが走り、用水沿いには遊歩道が設けら
れていたので、遊歩道を西に向かう。
    

 2か月前の2月例会では、この下流になる新座市の平林寺に沿った辺りの野火止用水
緑道を歩いた。あの日はあの大雪の翌日で、長靴を履いて雪の積もった緑道を進んだの
だったが、今日はこのようにすっかり春の装いに変わっている。
     
 この辺りも新座市の西南端の、市域が尖端のように突き出たエリアで、新堀2丁目に
なる。

 流れに沿った工場らしい建物の裏手に、古い水車が残っていた。この流れを利用して
いたものだろうか…。説明板などは無い。
        


 さらに流れに沿って、400mほど遊歩道を行く。 


 南側の、東久留米市氷川台2丁目の住宅地に入って西武池袋線の踏切を渡り、すぐ先
のT字路を左折して進むと、西武線の線路に沿ってここにも平地林が残っていた。


 金山緑地保全地域の林で、この中にも遊歩道が設けられていたので、少しの距離だけ
通過した。
    

 その先、小山1丁目の住宅地の中に、豊富な草花で玄関周りを賑わせている民家があ
った。
    

 近くのゴール、子神社(ねのじんじゃ)には、12時ちょうどに到着した。


 子神社は、小山村の鎮守として文禄元年(1592)に領主、矢部籐九郎により創建
され、拝殿は文政元年(1818)の建立で、明治4年(1871)と明治42年
(1906)など数回に分けて移築されたという。

 境内には、市の保存樹木になっているシラカシの古木が立っている。


 社殿の周辺で昼食を済ませ、記念撮影後にミーテイングをする。


 12時50分頃散会となり、私は西武池袋線の次の駅、清瀬駅に向かった。その途中
で立ち寄った社寺の様子などは、明日のレポートとする。

 (天気 曇、距離 5㎞、地図(1/2.5万) 志木、歩行地 東京都東久留米市、
  埼玉県新座市)





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コメント (2)
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