あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

大宮・氷川神社周辺の画展と公園、博物館めぐり(埼玉・さいたま市)

2014-01-15 22:06:06 | 美術館・博物館等の観覧
 2014年1月15日(水)

 午前中はどんよりとした寒さで、気温は5℃前後に冷え込んでいたかと思われました
が、カントリーウオークの仲間のTさんから絵の作品展の案内をいただいていたので、
鑑賞に出かけました。

 JR大宮駅に下車して、11時に東口から氷川神社に向かいます。駅前に「こりすの
トトチャン」と呼ぶ石像がありました。何度もここには下車していますが、目に入った
のは初めてのような気がします。
        
 さいたま市となる前の平成2年(1990)に、大宮市市制50周年記念のマスコッ
トとして制作されたもので、いまでいうゆるキャラの走りでしょうか…。

 氷川神社への近道、一ノ宮通りには古くからの呉服屋さんの建物が残っています。


 氷川参道に出て二の鳥居をくぐります。


 参道にはケヤキを中心のりっぱな並木が続いており、さいたま市保存緑地に指定され
ています。
    

 参道沿いのだんご屋さん。
   

 さらに境内の近くまで進んだ右側に、今日の目的の「さいたま市氷川の杜文化館」が
ありました。
   

 Tさんの所属されている会の作品展案内です。


 建物は、門を入って竹林を抜けた先にありました。

 この建物(氷川の杜文化館)は、能楽・日本舞踊・三曲(琴・三味線・尺八)・茶道・
華道などの伝統文化の活動の拠点としてつくられた文化施設のようです。

 さっそく展示場に入り、OS会18人の皆さんの作品を鑑賞しました。
    

    
 OS会は、県内外の風景スケッチを楽しむ会とか。カントリーウオークで訪ねたとこ
ろも多く、県外では福島、栃木、新潟、東京、神奈川などのスケッチがあり、2/3以
上が女性メンバーなので、観覧に訪れているのも、女性がほとんどでした。

 赤松を中心として庭も、なかなかの趣。


 門のそばの竹林には、盛岡に生まれ昭和20年(1945)に大宮に移り住んで日常
の生活を読み続け、平成6年(1994)に急逝したという歌人、大西民子の歌碑があ
りました。
    
 碑に刻まれたいるのは、代表歌の「かたはらに置くまぼろしの椅子ひとつ あくがれ
て待つ夜もなし今は」です。

 館を離れて氷川参道に戻ると、近くの建物をスケッチするグループの姿が。


 参道には、新春の縁起物のだるまを販売する露店も。
    

    

 色鮮やかな氷川神社山門を入ります。



 正面の神楽殿には、今年の干支の大きな絵馬が掲示されていました。
    

 武藏一の宮の氷川神社拝殿に参拝して、今年の安穏を祈りました。


 東門を出て、北側に広がる県営大宮公園に入ります。曇り空で日本庭園も寒々として
います。


 園路を北に向かいました。



 園内にある舟遊池の東側は凍ったままで、氷の上をシジュウカラでしょうか、小鳥が
えさを探していました。
    

 公園の北端付近にある、埼玉県立歴史と民俗の博物館に入ります。

 昨年までは65歳以上は無料でしたが、10月以降は一般並みとなり入館料は400
円(企画展込み)です。

 エントランス・ロビーには、正月にちなみ大きなダルマが置かれていました。


 最初に、企画展の「圏央道の遺跡」を観覧します。

 圏央道とは、正式には一般国道468号首都圏中央連絡自動車道。埼玉県内は、西は
入間市(いるまし)から東は幸手市(さってし)まで、11市2町を通る計画で、東部
に残る未成区間も平成26年度中には県内全線開通を目指しているようです。

 展示を見ると、圏央道のほとんどの区間で遺跡が発掘されており、旧石器時代から縄
文、弥生、古墳、奈良、平安、鎌倉・室町から江戸時代に至るまでの、石器や土器、集落
や住居跡など多数発掘された様子が分かり、予想外に多いことに驚かされました。

 企画展示室の手前の季節展示室では、「風光彩美 埼玉・四季の輝き」と題して、県
立近代美術館のコレクションから選んだ、県内の風景を描いた絵画と、工芸作品が展示
されていました。
        

 この後、常設展示を見ようとしたら、ボランティアガイドの方の案内時刻というので、
ガイドしてもらうことにしたら、集まったのは私一人。マンツーマンで最初の旧石器ー
弥生時代の展示について、15分ほど案内していただき、あとは自由参観でした。

 自由参観では、時代にしたがった10ほどの展示室を回りましたが、特別展示室同様
に多くの展示室は撮影禁止です。

 こちらは撮影OKの板碑(板石塔婆)の展示。

 右の板碑は、秩父地方にある日本一の板碑です。

 最後に入った民俗展示室の入り口付近。


 ゆっくり観覧したので14時近くなり、館内の食堂で食事をして、14時10分頃に
退館しました。
 
 駅に向かうことにして池の西側に回り、県の護国神社前を通過します。

 えらい人の靖国参拝は、なにやかにやと周辺が騒がしいですが、ここなら多分大丈夫
でしょう…。

 天気が回復して、公園内にも傾きかけた陽が差し込んできました。


 大宮公園西側の車道を南西に進んで土手町に入ると、多子稲荷神社がありました。

 社殿は小さいですが旧土手村の鎮守で、本殿は天保4年(1833)年の建立とか。

 大宮北小近くまで戻ると、大きな建物の寺が見えたので回ってみたら、大宮山東光寺
でした。
 
 社殿はコンクリート造りですが、こんな大きな寺がここにあるとは知りませんでした。

 境内に立っていた古いお地蔵さん。造立年代は分かりません。
    

 ここまで来れば駅は間近。14時48分に大宮駅に戻りました。

 (天気 曇後晴、距離 5㎞、歩行地 さいたま市大宮区、歩数 10,000)





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コメント (2)
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