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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

つくばみらい市の東部をカントリーウオーク(茨城)

2013-12-09 20:46:38 | カントリーウオーク
 2013年12月8日(日)

 カントリーウオークグループの第209回例会に参加する。


 集合地は、つくばエクスプレスのみらい平駅。参加者15人は4組に分かれて、10時
7分にスタートした。

 == 板橋不動尊から歴史公園へ ==

 
 駅周辺は区画整理されているが、少しの商店と高層住宅などのほかは空き地や建設中の
住宅が多く、数年後はかなり変貌すると思われる。

 新興住宅地の向こうに、筑波山が望まれた。

 区画整理地から調整池の横を通過して東南に下り、愛宕集落の中心にある愛宕神社へ。


 関ヶ原の合戦後に武士から農民に伝えられ、ここ愛宕神社の例祭で奉納される「小針松
下流綱火(つなび)」は、国の重要無形文化財に指定されているという。


 神社の南から東南の西山集落に向かう。ニンジンやネギなどの畑を過ぎ、谷地田の先の
「近代造園さくらい」の道路際に、こんな供養塔が立っていた。

 動物の供養塔は見るが、こういうのは初めてだ。

 西山集落には3つの社寺が近接している。最初の鹿島神社は祭礼のようで、社殿や境内
に氏子が集まっていた。
    


 すぐ先の板橋八坂神社↑からは、隣接する不動院の大きな本堂が目につく。八坂神社境
内を抜けて不動院の門前に回る。


 不動院願成寺(がんじょうじ)は、大同年間(806~10)開創という歴史を持つ加
持祈祷(かじきとう)の道場。慶安元年(1648)には、徳川家光から朱印地十五石を
賜ったとか。

 本尊不動明王は国指定文化財で、「板橋のお不動さん」として親しまれ、求子安産、子
どもの成長安全に特に霊験あらたかと信仰されているという。
        

 元禄13年(1700)建立という楼門を入ると、境内では安永4年(1775)建立
の三重塔辺りを中心に、毎月第2日曜に開催という骨董市が開かれ、多くの人達が訪れて
いた。
    

 正面の大本堂は元文2年(1737)の建立で、密教建築の代表的様式らしい。


 拝所には大きな提灯が下がり、内陣には多数の人が参詣する様子などを描いた額が幾つ
か奉納されていた。

 本堂、楼門、三重塔ともに県指定文化財である。

 境内後部には、どこのものか分からぬが、八十八か所の石仏が並んでいた。


 東側の変則四差路から東南に下る細道へ。近くの畑の小さな木に、たくさんのユズが実
っていた。
    

        
 点在する住宅地を進んで鎌田集落の三差路に出て、南側の小さな鹿島神社の森に入る。
標高23.9m三角点は、金網に囲まれてしっかりと保存されていた。
    


 三差路際から、東に真っ直ぐ延びる細道へ。近年ふき替えたらしいかやぶきの家の前を
通過して山林に入り、取手国際ゴルフ倶楽部の手前の10数戸の住宅地に回る。

 少しの田んぼと細い畑の横を進めば昼食地の歴史公園へ行けるとみたが、住宅地の南側
は荒れ地で行き止まり。取手国際の南側を、南東に貫く車道に回る。
        

 ゴルフ場を抜けて標高20m水準点表示のところから林間を西進し、12時30分に古
い建物の並ぶ歴史公園に着く。物見やぐらの下で先着の皆さんは昼食をしていた。
        


 
 == 野堀から大和田の野道を行く ==

 ここは地形図上では「歴史公園」だが、現在は「ワープステーション江戸」と呼ばれ、
江戸城や堀、武家屋敷、大店、時代劇用オープンセットなどが設けられたロケ施設で、N
HKの大河ドラマなど時代劇の撮影に使用されているという。


 入場は有料だが時間が無いので入らず、無料の歴史館や管理棟の展示物などを観覧する。


 歴史館には、最初に寄った愛宕神社の網火の説明や、この地出身で樺太の測量をした間
宮林蔵の紹介などがあり、管理棟の展示室では「大河ドラマ50年の歩み」をはじめ、古い
衣装や大砲などが展示されていた。今年の大河ドラマ「八重の桜」の台本もあった。
    

 建物を背に記念撮影をして、13時15分に出発する。


        
 わがグループが迂回してきた東側林間の道を進み、ゴルフ場の手前から北に入り、平和
台住宅の横から野堀の集落へと向かう。

 県道46号を横断して大きな倉庫の横を進むと、正面に長い生け垣やりっぱな屋敷林に
囲まれた広い民家が目につく。


 その横を通過して林に突き当たり、東に向かったが地図上の道よりかなり東南東方向に
回り込んだ。大和田への道を探して少し行き戻りして目的の道に出て、大和田集落へ東側
から上がる。

 地図上の寺は無く、近くの長屋門のある民家前の通りを西進する。かなり朽ちてきたか
やぶきの平屋前を通って、集落の西に抜けた。


        
 杉木立の林間を進んで畑の開けた一角に出ると、林側に「B29墜落平和の碑」が立っ
ていた。
        
 東京大空襲のあった1945年3月10日、この地にB29が墜落して9人が墜落死し、
生存していた3人中、重傷者以外の2人が消防隊員から憲兵隊に引き渡されたことなどが
記されていた。

 林間を抜けると、谷地田の北側に狸穴集落が望まれる。


 谷地田の南側を西進して、狸穴集落から西に延びる車道に上がる。


 伊奈東の県道19号との交差点際のファミリーマートで小休止し、さらに延長上の旧道
を西進する。日が傾き冷えてきた。

 広々とした畑の間を途中から右折して、茨城ゴルフ倶楽部の西端付近まで進み、ゴール
のみらい平駅には16時18分に戻った。

(参加 15人、天気 晴、距離 17㎞、地図(1/2.5万) 藤代、歩行地 つくば
 みらい市、歩数 30,200)




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